ザクザクしたカッティングや、アンプの歪みを押し出す用途に向いています。
Marshallアンプの前段にSD-1をかませてゲインブーストとして使用。ザクザクしたスラッシュ・メタル特有の鋭いトーンはSD-1の貢献による部分が大きいとされています。
低音ヘヴィな7弦ギターにSD-1を加えて輪郭を強調し、タイトで攻撃的なトーンを実現。
主にTS系を使っていたが、ラウドな曲調ではSD-1を選択し、リッチな中域と立ち上がりの良さを活かしたセッティングで音の存在感を確保。
晩年に自身の5150アンプの前にSD-1を使い、よりタイトなゲインコントロールを実現していたことが、関係者の証言から明らかに。
独自のハイゲインサウンドを作る中で、SD-1をMXR EQなどと併用し、チューブアンプの前段に配置してタイトさと中域の強化を図っていた。
サウンドの多層構造を支える一つとしてSD-1をペダルボードに常備。シンセライクなサウンド構成の中でもSD-1の中域が楽曲に「芯」を与えていると語っています。
TS-9と併用する形でSD-1を曲ごとに使い分け、特にソロ時のエッジ強調や中域の張り出しに活用していたとされています。
ファンク・クリーントーンの達人である彼は、微妙な歪みを加える目的でSD-1を使用。カッティング時のアタック感とリズムの分離感に貢献。
歪み控えめ、レベル上げ目で使うと、アンプの歪みをブーストしてより太く・明瞭に。ザック・ワイルド方式とも言えるこの手法は、メタル系にもおすすめ。
単体でクランチ程度の歪みを作りたい場合は、GAINを12時~3時程度まで上げて、TONEでバランス調整。特にブルースやパンク系に最適。
BOSS SD-1は、そのシンプルな構造と手頃な価格からは想像できないほど、多くのプロフェッショナル・ギタリストに愛用されてきた名機です。