【2025年最新】今年発売の話題エフェクター10選|新作まとめ
2025年も、ギタリストの創作意欲を刺激するたくさんのエフェクターが生まれました。
往年の「名機」が現代スペックで蘇ったり、物理的にモーターが駆動する「変態系」が登場したり……まさに豊作の1年だったと言えるでしょう。
「結局、どれが一番盛り上がったの?」
そんなあなたのために、数ある新作の中から特にSNSや現場で話題になった10機種を厳選しました。今のトレンドをキャッチアップして、あなたのペダルボードに新しい風を吹き込んでみませんか?
- 2025年の新作トレンド(ざっくり)
- 10機種比較表(用途が一目でわかる)
- 話題エフェクター10選(2025発売)
- 1. BOSS RT-2 Rotary Ensemble|ロータリーの“揺れ”を現場仕様で
- 2. BOSS PX-1 Plugout FX|“名機BOSS”を入れ替えて使う新プラットフォーム
- 3. BOSS XS-100 Poly Shifter|エクスプレッションで“音程を演奏”する
- 4. BOSS XS-1 Poly Shifter|“キー変更/瞬時チューニング”の実用ピッチ
- 5. Electro-Harmonix Pico Atomic Cluster|グリッチ/アンビエントの“質感”を作る
- 6. Warm Audio Tube Squealer|TS系を“現代仕様”で仕上げた3-in-1 OD
- 7. JHS 424 Gain Stage|“カセットMTR直挿し感”をペダルで
- 8. Gamechanger Audio Motor Pedal|“物理”で鳴る、次世代の異形シンセペダル
- 9. Endorphin.es EVIL PET|FMラジオ内蔵のグラニュラー“制作マシン”
- 10. Pocket Master|スマホサイズで“あの音”が全部入る
- 迷ったらどう選ぶ?用途別の選び方
- よくある質問(FAQ)
2025年の新作トレンド(ざっくり)
個別の紹介に入る前に、今年の傾向を3行で掴んでおきましょう。
- “名機”を現代仕様で再設計:TS系ODや、定番ブランドの新基軸が増えました。(例:Tube Squealer)
- デジタルの進化を“踏める形”に:BOSSの新プラットフォームや、新世代ピッチ系が象徴的です。(例:PX-1 / XS-100 / XS-1)
- 表現系・変態系が豊作:グラニュラー/“物理”駆動の異色ペダルが話題になりました。(例:Evil Pet / Motor Pedal)
10機種比較表(用途が一目でわかる)
| モデル | 分類 | 向いている人 | 発売時期 |
|---|---|---|---|
| BOSS RT-2 Rotary Ensemble | モジュレーション | ロータリーの揺れを足元で扱いたい | 2025年7月 |
| BOSS PX-1 Plugout FX | デジタル | 1台で複数のBOSS名機を運用したい | 2025年9月 |
| BOSS XS-100 Poly Shifter | ピッチ | EXPペダルで派手に音程を動かしたい | 2025年10月 |
| BOSS XS-1 Poly Shifter | ピッチ | 瞬時にチューニング/キー変更したい | 2025年10月 |
| EHX Pico Atomic Cluster | グリッチ | アンビエント/グリッチ系の質感がほしい | 2025年 |
| Warm Audio Tube Squealer | 歪み | TS系を現代仕様で“使いやすく”したい | 2025年10月 |
| JHS 424 Gain Stage | プリアンプ | カセットMTR的な“弾力”ローファイがほしい | 2025年8月 |
| Gamechanger Audio Motor Pedal | 特殊 | ノイズ/実験系の飛び道具がほしい | 2025年9月 |
| Endorphin.es EVIL PET | グラニュラー | グラニュラー+シンセで制作の武器がほしい | 2025年10月 |
| Pocket Master | マルチFX | 荷物を減らして最高音質を持ち歩きたい | 2025年 |
話題エフェクター10選(2025発売)
1. BOSS RT-2 Rotary Ensemble|ロータリーの“揺れ”を現場仕様で
ロータリー・スピーカー特有の複雑な揺れを、ペダルボードに収まるサイズで扱えるのがRT-2です。
- “ロータリーらしさ”を足元でコントロールできる
- 堅牢・定番ブランドなのでツアーでの運用も安心
分類:モジュレーション(ロータリー)
発売時期:2025年7月
2. BOSS PX-1 Plugout FX|“名機BOSS”を入れ替えて使う新プラットフォーム
「ボードのスペースは限られているけれど、色々なBOSSサウンドを使いたい」。
そんなギタリストの夢を叶えるのがPX-1です。専用アプリ経由で中身のエフェクトを「入れ替える(プラグアウト)」コンセプトが画期的。これ1台あれば、今日はコーラス、明日はディレイといった柔軟な運用が可能になります。
【2025年最新】BOSS PX-1 Plugout FX徹底解説|これ一台で“カート・コバーンの歪み”から“フルシアンテの揺れ”まで再現可能!
- 定番BOSSサウンドをベースに運用しやすい
- 拡張前提の設計で、今後の追加コンテンツも楽しみ
分類:デジタル(プラグアウト/プラットフォーム)
発売時期:2025年9月
3. BOSS XS-100 Poly Shifter|エクスプレッションで“音程を演奏”する
XS-100は、表現系ピッチシフターの最前線と言えるモデルです。大型のエクスプレッション・ペダル一体型デザインになっており、足元の操作だけで音程をダイナミックに変化させることが可能。「ワーミー」的な飛び道具としてはもちろん、繊細なハーモニー生成までこれ1台で完結します。
- ライブでの“魅せ技”やソロのフレーズ演出に強い
- ピッチ処理を前提にしたセット構築がしやすい
分類:ピッチ(表現系)
発売時期:2025年10月
4. BOSS XS-1 Poly Shifter|“キー変更/瞬時チューニング”の実用ピッチ
XS-100の弟分とも言えるXS-1は、とにかく「実用性」に特化したピッチシフターです。複雑な操作は不要で、瞬時に半音下げチューニングにしたり、ボーカルのキーに合わせて全体のピッチを変えたりといった処理が得意。「ギターを持ち替えずにダウンチューニング曲を弾く」なら最強の相棒です。
- 操作がシンプルで、ライブ現場で迷いにくい
- セットリスト運用で絶大な効果を発揮(曲ごとのキー違いなど)
分類:ピッチ(実用系)
発売時期:2025年10月
5. Electro-Harmonix Pico Atomic Cluster|グリッチ/アンビエントの“質感”を作る
エレハモのPicoシリーズから登場した個性派です。入力音をスペクトル分解して再構築するような、独特のグリッチ/シンセサウンドが特徴。
- 小型なのにキャラが濃い(テクスチャ専用機として優秀)
- アンビエント/シューゲイズ/実験系で映える
分類:グリッチ/テクスチャ
発売時期:2025年
6. Warm Audio Tube Squealer|TS系を“現代仕様”で仕上げた3-in-1 OD
数々の名機をリスペクトしてきたWarm Audioによる、「TS系」の現代解釈版です。
TS特有のミドルレンジの旨味はそのままに、より幅広いゲイン設定や音色調整が可能になっています。
- TS系の定番レンジを軸に、運用しやすさを強化
- ブースト〜メイン歪みの“つなぎ役”としても優秀
分類:歪み(TS系オーバードライブ)
発売時期:2025年10月
7. JHS 424 Gain Stage|“カセットMTR直挿し感”をペダルで
カセットMTR「TASCAM 424」のプリアンプ部を再現したというマニアックな一台。ローファイな弾力感、独特のコンプ感、入力過多で潰れたような歪みなど、現代のHi-Fiな機材では出せない「味」が詰まっています。インディ・ロックやローファイ・ヒップホップ的なギターサウンドを目指すならマストバイ。
- ローファイ/インディ/オルタナの質感づくりに強い
- クリーンに薄く混ぜるだけでも雰囲気がガラッと変わる
分類:プリアンプ/ローファイ
発売時期:2025年8月
8. Gamechanger Audio Motor Pedal|“物理”で鳴る、次世代の異形シンセペダル
「こういうのが出るからエフェクター沼は深い」と思わせる問題作。内部に本物のモーターを搭載し、その回転音や電磁誘導を利用して音を作るという、まさに「物理駆動」のシンセペダルです。見た目のインパクトもさることながら、出音も凶暴かつユニーク。他と被らない飛び道具が欲しいならこれです。
- 他と絶対に被らない“飛び道具”が欲しい人向け
- 音のテクスチャそのものを主役にするパワーがある
分類:特殊(電気機械式シンセ)
発売時期:2025年9月
9. Endorphin.es EVIL PET|FMラジオ内蔵のグラニュラー“制作マシン”
モジュラーシンセ・メーカー発のペダルだけあり、発想が飛んでいます。グラニュラー処理に加え、なんとFMラジオチューナーを内蔵。ラジオの音をソースにして破壊的なサウンドを作ったり、ギター音を粉々に分解して再構築したりと、アイデア次第で無限に遊べる「制作マシン」です。
- グリッチ/アンビエント/サウンドデザイン用途に強い
- ギターエフェクターとして使うのは創意工夫が必須
分類:グラニュラー/シンセ(MPE)
発売時期:2025年10月
10. Pocket Master|スマホサイズで“あの音”が全部入る
「Pocket Master」という名前の通り、ポケットに入るコンパクトさでありながら中身はモンスター級。2025年、小型マルチエフェクター界隈を震撼させた一台です。驚くほどリアルなアンプモデリングと、直感的なタッチ操作が魅力。ちょっとしたセッションから作曲まで、これがあればどこでも「自分の音」が鳴らせます。
- 荷物は減らしたいけれど、音質には妥協したくない人向け
- 操作がシンプルで、買ったその日から即戦力になる
分類:マルチFX(コンパクト)
発売時期:2025年
迷ったらどう選ぶ?用途別の選び方
ここまで10機種を見てきましたが、「結局どれが自分に合うの?」と迷ってしまうかもしれません。そんな時は、自分のプレイスタイルに合わせて以下のように選んでみてください。
- ライブで“踏みやすさ”優先なら:
RT-2(ロータリー)/XS-1(実用ピッチ) - ボード省スペースで色々な音を出したいなら:
PX-1(BOSS名機を入替運用) - 歪みのメインを固めたいなら:
Tube Squealer(TS系を現代仕様で) - 音作りの世界観をガラッと変えたいなら:
Atomic Cluster(質感)/EVIL PET(制作マシン)/Motor Pedal(異形シンセ) - いつでもどこでも高音質で弾きたいなら:
Pocket Master(超小型マルチ)



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