ジョン・フルシアンテのエフェクター完全ガイド|Red Hot Chili Peppersの音作りを再現しよう
「なぜ、ジョン・フルシアンテのギターはあんなにも“心を震わせる”のか?」
その答えは、彼が使うエフェクターの組み合わせと哲学にあります。
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レッチリのギタリスト、ジョン・フルシアンテ。そのサウンドは「シンプルで感情的」──多くのファンが魅了される理由でもあります。
Red Hot Chili Peppersファンや、彼のような音作りを目指すギタリスト必見の内容です。
この記事を読めばわかること
- ジョン・フルシアンテの音作りを支える17台のエフェクター構成がわかる
- 各ペダルの実際のセッティングとサウンドの狙いを理解できる
- ライブ映像やインタビューをもとにした信頼性の高い情報を得られる
- あなたのボードで“フルシアンテ的トーン”を再現するための具体的なヒント
- こんな方におすすめ
- ジョン・フルシアンテ使用エフェクター 一覧
- ジョン・フルシアンテが愛用するBOSS DS-2 Turbo Distortion|代表曲とセッティングを徹底分析
- ジョン・フルシアンテが常時オンにするBOSS SD-1 SUPER OverDrive|基礎トーンを支える“温かみの魔法”
- ジョン・フルシアンテが愛用するMXR Micro Amp|クリーントーンに芯を加える透明ブースター
- ジョン・フルシアンテが生み出す“歌うような歪み”|Electro-Harmonix Big Muff Pi の魅力
- ジョン・フルシアンテの“空間を操る音”|MXR M300 Reverbによる立体的ギターサウンド
- ジョン・フルシアンテの“時間を操る音作り”|BOSS DD-500 Digital Delayの多層ディレイサウンド
- ジョン・フルシアンテが作り出す“うねりの美学”|MXR Phase 90による揺れるトーンの秘密
- ジョン・フルシアンテの“声”を生むペダル|Ibanez WH10 V3 ワウの魅力と使い方
- ジョン・フルシアンテのクリーントーンを支える“隠し味”|MXR Dyna Comp コンプレッサーの秘密
- ジョン・フルシアンテの透明な音像を作る秘密兵器|BOSS CE-1 Chorus Ensemble
- ジョン・フルシアンテが描く“無限の残響空間”|Line 6 DL4 Digital Delay
- ジョン・フルシアンテの“変態サウンド”を支える秘密兵器|Line 6 FM4 Filter Modeler
- ジョン・フルシアンテのクリーントーンを包む“神秘の残響”|EHX Holy Grail Reverb
- ジョン・フルシアンテの実験的ループサウンドを生んだ名機|Digitech PDS-1002 Digital Delay
- ジョン・フルシアンテが空を舞うようなピッチ操作を魅せる|Digitech Whammy
- ジョン・フルシアンテの“有機的なトーン変化”を生む|Moogerfooger MF-101 Lowpass Filter
- ジョン・フルシアンテが“空間をねじる”魔法のフェイザー|Moogerfooger MF-103 12-Stage Phaser
- まとめ:ジョン・フルシアンテの音を支える17のエフェクターと“空間の哲学”
こんな方におすすめ
- レッチリのライブ音源を聴き込んで、「あの歪みの正体」を知りたいあなた
- ジョン・フルシアンテのような感情的なトーンを再現したいギタリスト
- プロのペダルボード構成をもとに、自分のボードを再構築したい方
- シンプルだけど深い──そんな“引き算の音作り”を学びたい方
- 信頼できる情報をもとにエフェクターを選びたい機材マニア
ここからは、ジョン・フルシアンテの音を支えるエフェクターを一つずつ解説していきます。
どのペダルも単体ではシンプルですが、組み合わせることで唯一無二のトーンが生まれる──その仕組みを紐解いていきましょう。
ジョン・フルシアンテ使用エフェクター 一覧
| エフェクター名 | メーカー | 種類 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Turbo Distortion | BOSS | ディストーション | メインのリード用歪みペダル |
| SD-1 SUPER OverDrive | BOSS | オーバードライブ | 常時オンで音に温かみを加える |
| Micro Amp | MXR | ブースター | ソロ用のクリーンブースト |
| Big Muff Pi | Electro-Harmonix | ファズ | 厚みのあるファズサウンド |
| M-300 | MXR | リバーブ | 2台使いでロング/ショートリバーブを使い分け |
| DD-500 | BOSS | ディレイ | 高品位な32bitデジタルディレイ |
| M-101 Phase90 | MXR | フェイザー | 「Parallel Universe」等で使用 |
| WH10 V3 | Ibanez | ワウ | 象徴的なワウサウンドを支える |
| M-102 Dyna Comp | MXR | コンプレッサー | カッティングやクリーンの粒立ちに貢献 |
| CE-1 Chorus Ensemble | BOSS | コーラス | 初期のレッチリサウンドの要 |
| Line 6 DL4 | Line 6 | ディレイ | 多彩なプリセットをライブで活用 |
| Line 6 FM4 | Line 6 | フィルター | 変態系サウンドの秘密兵器 |
| Holy Grail | Electro-Harmonix | リバーブ | ナチュラルな空間演出 |
| Electric Mistress | Electro-Harmonix | フランジャー | 空間に浮遊感を加える |
| Digitech PDS-1002 | Digitech | ディレイ | デジタルディレイ(旧機材) |
| Digitech Whammy | Digitech | ピッチシフター | 激しい音変化を可能に |
| Moogerfooger MF-101 | Moog | フィルター | アナログフィルターで有機的変化 |
| Moogerfooger MF-103 | Moog | フェイザー | 12ステージの深いモジュレーション |
| Super Badass Variac Fuzz | MXR | ファズ | 電圧調整で暴れ方をコントロール |
| Willson Effects NotRite Fuzz | Willson Effects | ファズ | 深く歪む個性派ファズ |
| CP-251 Control Processor | Moog | コントロール | モジュレーション制御用 |
| GigRig QuarterMaster | GigRig | ループスイッチャー | ボード全体の統制に |
ジョン・フルシアンテが愛用するBOSS DS-2 Turbo Distortion|代表曲とセッティングを徹底分析
ジョン・フルシアンテのリードトーンといえば、鋭く抜けるような歪み。
その核となっているのが、長年にわたり使用しているBOSS DS-2 Turbo Distortionです。
本人のペダルボード写真や『Unlimited Love Tour 2023』のライブ映像でも、2台のDS-2をボードに組み込んでいることが確認されています。
特に「Dani California」「Around the World」などで聴ける、アグレッシブかつエモーショナルなリードトーンはこのペダルの象徴的サウンドです。
DS-2には2つのTURBOモードがあり、ジョンは「モード2」を中心に使用。
このモードは中域を強調し、音抜けを向上させるEQ特性を持っています。
リードフレーズで他の楽器に埋もれず、エモーショナルなアタックを前面に押し出すことが可能です。
BOSS DS-2:ジョンのセッティング例
ライブ映像や関係者撮影のボード写真から推測される参考値です。
2台のうち、1台をリード用、もう1台をサブゲインとしてセッティングしています。
1台目(メインリード用)
| Level | 3時 |
|---|---|
| Tone | 3時 |
| Dist | 12時 |
| Turbo | モード2 |
2台目(ブースト気味設定)
| Level | 3時 |
|---|---|
| Tone | 3時 |
| Dist | 2時 |
| Turbo | モード2 |
2台を切り替えることで、曲ごとに歪みの質感を調整している点がポイント。
特にモード2は中域のコンプレッションが強く、バンドサウンドの中でもギターを際立たせます。
BOSS DS-2の入手方法
BOSSの中でも屈指のロングセラーで、現行品はもちろん中古市場でも安定供給。
攻撃的なミッドブーストを活かして、レッチリ風のリードトーンを作りたいならまず試すべき一台です。
同じくDS-2を使用するギタリスト
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- カート・コバーン(Nirvana)
- リヴァース・クオモ(Weezer)
- バーナード・バトラー(Suede)
- プリンス
ジョン・フルシアンテが常時オンにするBOSS SD-1 SUPER OverDrive|基礎トーンを支える“温かみの魔法”
ジョン・フルシアンテのクリーン〜クランチトーンを陰で支えているのが、BOSS SD-1 SUPER OverDrive。
派手な歪みではなく、常時オンでアンプ全体のキャラクターを整える“ベーストーン補正機”として使われています。
本人のボード写真や『Unlimited Love Tour』のライブ映像でも、常にLEDが点灯しているSD-1が確認されます。
これは「音を歪ませる」ためではなく、倍音と中域の粘りを加えるための選択。
クリーンでも弾き応えがあり、バンド全体のサウンドを太くまとめています。
SD-1の肝は、BOSS独自の非対称クリッピング回路。
真空管アンプの自然なコンプレッションを再現し、ピッキングニュアンスに温かみと滑らかさを与えます。
ジョンはこの回路を活かし、クリーンでも軽く歪ませても“耳に優しいトーン”を作っているのです。
BOSS SD-1:ジョンのセッティング例
| Level | 12時 |
|---|---|
| Tone | 12時 |
| Drive | 10時 |
ドライブは控えめに、トーンとレベルは中央。
この設定で原音のバランスを保ちながら中域を自然に持ち上げ、他のペダル(特にDS-2 Turbo Distortion)との相性を最適化しています。
BOSS SD-1の入手方法
発売から40年以上愛され続ける定番オーバードライブ。
新品でも中古でも価格が安定しており、「常時オン系の隠し味」を体験したいギタリストには最適です。
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同じくSD-1を使用するギタリスト
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- ジャック・ホワイト(The White Stripes)
- ジミー・ペイジ(Led Zeppelin)
- エディ・ヴァン・ヘイレン
- ジ・エッジ(U2)
- マイク・スターン
- スティーヴ・ヴァイ
ジョン・フルシアンテが愛用するMXR Micro Amp|クリーントーンに芯を加える透明ブースター
ジョン・フルシアンテがクリーントーンやクランチの厚みを出すために使用しているのが、MXR M-133 Micro Amp。
見た目はシンプルな1ノブ仕様ですが、ライブでは欠かせない“音の芯を支える秘密兵器”として知られています。
本人の使用は『Unlimited Love Tour』や『By The Way』期のライブ映像、さらにペダルボード写真でも確認済み。
このペダルを通すことで、ピッキングのニュアンスがより前に出るサウンドを作り出しています。
Micro Ampは最大+26dBまでのゲインブーストが可能で、アンプや他のペダルに入力される信号を増幅します。
ジョンはこれを主にクリーン〜クランチトーンの補強として使用し、音の存在感を自然に引き上げています。
DS-2やSD-1などの歪みペダルと組み合わせることで、リード時の抜け感をさらに強化できるのが特徴です。
MXR Micro Amp:ジョンのセッティング例
| Gain | 11時 |
|---|
つまみは11時前後に設定。
ジョンは曲ごとにわずかに調整しながら、リズム/ソロ両方に最適な出力を確保しています。
MXR Micro Ampの入手方法
ブースターの定番として40年以上愛され続けるモデル。
シンプルな操作性と高い音質で、フルシアンテのような“クリーンに熱を加える”音作りが可能です。
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同じくMicro Ampを使っているギタリスト
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-
- ノエル・ギャラガー(Oasis)
- ジャック・ホワイト(The White Stripes)
- ジョー・サトリアーニ
- アレックス・ターナー(Arctic Monkeys)
- デイヴ・グロール(Foo Fighters)
- フリー(Red Hot Chili Peppers)
ジョン・フルシアンテが生み出す“歌うような歪み”|Electro-Harmonix Big Muff Pi の魅力
ジョン・フルシアンテがリードトーンで多用しているのが、Electro-Harmonix Big Muff Pi。
ファズ特有の太さと伸びやかさを活かし、彼のギターがまるで“声”のように歌うサウンドを生み出します。
代表曲「Wet Sand」「Dani California」などで聴ける、甘くサステインの長いソロトーン。
それが生まれる秘密は、このBig Muffによる滑らかなコンプレッションと中域の厚みです。
Big Muffは1970年代に誕生した伝説的ファズ。
ジョンはこのペダルを通じて、攻撃性よりも“表現力”を重視した歪みを得ています。
ディストーションのBOSS DS-2よりも広がりがあり、
クリーントーンからソロへの切り替え時にドラマティックなコントラストを作り出すのが特徴です。
Big Muff Pi:ジョンのセッティング例
| Volume | 5時 |
|---|---|
| Tone | 12時 |
| Sustain | 4時 |
サステインを強めに設定することで、ソロのフレーズが長く伸びる滑らかな歪みに。
特に「Wet Sand」ではこの設定が奏功し、ギターがボーカルのように泣くトーンを生み出しています。
Big Muff Piの入手方法
Big Muffはバリエーションが非常に多く、時代によって回路特性も異なります。
ジョンが使っていたのは90年代のUSAリイシュー版とされており、現在は後継機種が複数登場しています。
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ジョン・フルシアンテの“空間を操る音”|MXR M300 Reverbによる立体的ギターサウンド
レッド・ホット・チリ・ペッパーズのサウンドに深みと奥行きを与えているのが、MXR M300 Reverb。
ジョン・フルシアンテはこのリバーブを2台使いし、ロングとショートの残響を曲によって使い分けています。
ライブ映像では足元に2台並んだM300が確認され、「Scar Tissue」や「Under the Bridge」などで
空間全体を包み込むようなギターサウンドを演出しています。

6種類の高品位なリバーブモード(Plate / Spring / Epic / Mod / Room / Pad)を搭載し、
ジョンは特にRoomとEpicを組み合わせて使用。
その結果、ギターがまるで空気の中で鳴っているような、柔らかく包み込む残響を生み出しています。
MXR M300:ジョンのセッティング例
- ショート側: Roomモード、Decay:9時、Mix:12時
- ロング側: Epicモード、Decay:3時、Mix:2時
この組み合わせにより、ギターが自然にボーカルやドラムと溶け合う立体感を作り出しています。
まさに“空間も演奏の一部にしてしまう”フルシアンテらしい選択です。
MXR M300の入手方法
国内外で非常に人気のあるモデルで、安定して入手可能です。
空間系を統一したいなら、同じMXRシリーズのPhase 90やDyna Compとの組み合わせもおすすめ。
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ジョン・フルシアンテの“時間を操る音作り”|BOSS DD-500 Digital Delayの多層ディレイサウンド
ジョン・フルシアンテのギターが持つ“奥行きと温度感”を生み出しているのが、BOSS DD-500 Digital Delay。
このペダルは単なるディレイではなく、フルシアンテの音楽における“時間軸の表現装置”とも言えます。
ライブ映像やボード写真では、ステレオ出力で2台のアンプに接続されたDD-500が確認されています。
特に「Snow (Hey Oh)」「Wet Sand」などで聴ける、立体的で感情的な残響がこのペダルの特徴です。
DD-500は12種類の高品位ディレイモードと32bit/96kHz処理を備え、
アナログ・テープ・デジタル・モジュレーションなどあらゆるタイプのディレイを再現可能。
ジョンはこの中でもAnalogモードとModulateモードを多用し、リピートに温かみと揺らぎを与えています。
このアプローチは、同じ空間系であるMXR M300 Reverbと組み合わせることでさらに強調され、
ギターがまるで“空間を呼吸するように”響くサウンドになります。
BOSS DD-500:ジョンのセッティング
- Mode:Analog
- Time:450ms前後(テンポに同期)
- Feedback:35〜40%
- Effect Level:40〜50%
- Mod Depth:10〜15%
この設定により、リピート音が自然に溶け込みながらも、フレーズの余韻が美しく伸びていきます。
特にストラトキャスターとの組み合わせで、透明感と深みを両立した空間サウンドを実現しています。
BOSS DD-500の入手方法
BOSSの最上位ディレイとして、高音質かつ多機能な定番モデル。
ステレオ対応・プリセット機能・モジュレーション搭載と、プロ志向の環境構築にも最適です。
同じくDD-500を使用しているギタリスト
- 松本孝弘(B’z)
- 生形真一(Nothing’s Carved In Stone)
- AKIHIDE(ex.BREAKERZ)
ジョン・フルシアンテが作り出す“うねりの美学”|MXR Phase 90による揺れるトーンの秘密
ジョン・フルシアンテのギターに独特の「うねり」や「浮遊感」を与えているのが、MXR Phase 90。
彼のサウンドにおいて、このフェイザーは“静と動の境界”を作り出す重要な役割を担っています。
代表曲「Parallel Universe」「Californication」などで聴ける柔らかな揺らぎは、
Phase 90によるナチュラルなモジュレーションが生み出すもの。
ジョンはリバーブやディレイと組み合わせることで、音の奥行きを立体的に表現しています。
MXR Phase 90は1970年代から続くロングセラーで、1ノブのSpeedコントロールのみというシンプルな構造。
ジョンはSpeedを10時付近に設定し、ギターの原音を邪魔しない程度の自然な揺らぎを加えています。
これは同じMXRシリーズのDyna Compや
M300 Reverbと組み合わせることで、
空間的にもバランスの取れたサウンドを作ることができます。
MXR Phase 90:ジョンのセッティング例
| Speed | 10時 |
|---|
Speedノブを10時に設定すると、周期の長い緩やかなうねりが得られます。
これにより、ギターがリズムと一体化しながらも独特の空気感を持つサウンドを形成します。
MXR Phase 90の入手方法
MXRを代表するモジュレーションペダルとして、今も世界中のギタリストから支持されています。
初心者からプロまで扱いやすく、フェイザーエフェクターおすすめ15選でも常に上位にランクインしています。
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ジョン・フルシアンテの“声”を生むペダル|Ibanez WH10 V3 ワウの魅力と使い方
ジョン・フルシアンテのサウンドを象徴するペダルといえば、やはりIbanez WH10。
1980年代後半に登場したこのワウペダルは、彼のプレイスタイルとともに伝説となりました。
代表曲「Can’t Stop」「Dani California」のソロなどで聴ける、
まるでギターが喋っているかのような表情豊かなトーン。
それこそがWH10によって生み出される、フルシアンテらしい“エモーショナルな会話”サウンドです。
ジョンは初期型WH10を愛用していましたが、現在は復刻版のWH10 V3を使用。
DEPTHノブでワウの深さを調整し、カッティング時は浅め、ソロ時は深めに設定して使い分けています。
この操作感は、他のワウでは再現できない独特のフィルター特性にあります。
Ibanez WH10 V3:ジョンのセッティング例
- DEPTH:12時〜2時(楽曲により調整)
- LEVEL:10時
- MODE:Guitar
ジョンはギター用モードで使用し、DEPTHを中程度に設定。
このセッティングにより、リードトーンが埋もれずに前へ抜け出すサウンドが得られます。
Ibanez WH10の入手方法
WH10はV1(初期型)・V2・V3と世代がありますが、V3が最も安定した現行モデルです。
現在も多くのプレイヤーから「フルシアンテサウンドを作るならコレ」として人気があります。
同じくワウを象徴的に使うギタリスト
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ジョン・フルシアンテのクリーントーンを支える“隠し味”|MXR Dyna Comp コンプレッサーの秘密
ジョン・フルシアンテのクリーントーンがあれほどまでに「艶やかで抜ける」理由。
その裏にあるのが、定番コンプレッサーMXR Dyna Compです。
代表曲「By The Way」「Can’t Stop」のような、粒立ちの良いカッティングサウンド。
ピッキングの強弱が自然に整い、音が一歩前に出る──この効果を作っているのがDyna Compの圧縮感です。
ジョンはこのペダルを常時オンにし、
BOSS SD-1や
MXR Phase 90と組み合わせて使用。
クリーン〜クランチ間のトーンバランスを滑らかに整えています。
MXR Dyna Comp:ジョンのセッティング例
| OUTPUT | 2時 |
|---|---|
| SENSITIVITY | 2時 |
この設定により、アタックがしっかり立ちつつも、音量のばらつきを抑えた安定したトーンになります。
特にストラトキャスターの高音弦で、コードの輪郭が明瞭に浮かび上がります。
MXR Dyna Compの入手方法
数十年にわたり愛され続けるロングセラーモデル。
MXRシリーズの中でも最も使用者が多く、
オーバードライブペダルや
コーラスエフェクターとの組み合わせにも最適です。
ジョン・フルシアンテの透明な音像を作る秘密兵器|BOSS CE-1 Chorus Ensemble
ジョン・フルシアンテのクリーントーンに漂う“温かさと奥行き”。
その核心にあるのが、世界初のコーラスペダルBOSS CE-1 Chorus Ensembleです。
1976年に発売されたこの名機は、当時のRoland JC-120アンプ内蔵コーラスをペダル化したもの。
ジョンはこのCE-1を使い、ギターがまるで空気の中で浮かんでいるかのような立体的トーンを生み出しています。
代表曲「Under the Bridge」や「Scar Tissue」では、
CE-1の自然なモジュレーションとプリアンプ効果により、
ギターがボーカルと溶け合うような柔らかな残響を作り出しています。
BOSS CE-1:ジョンのセッティング例
| 項目 | 設定値 | 備考 |
|---|---|---|
| モード | High(高インピーダンス) | プリアンプとしても活用 |
| レベル | 11時前後 | 9〜11時で微調整 |
| コーラス | ON(控えめ) | 自然な揺れで厚みを加える |
| ビブラート | OFF | 使用せず |
ジョンはこのCE-1をクリーントーン時に常用し、
MXR Dyna Compや
MXR M300 Reverbと組み合わせて、
温かみと立体感を両立したサウンドを作っています。
BOSS CE-1の入手方法
CE-1はすでに生産終了ですが、現在でも中古市場で高い人気を誇ります。
また、BOSS公式から復刻された現行系統モデルコーラスエフェクターおすすめ15選に
CE系サウンドを継承したモデルが複数ラインナップされています。
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CE-1を愛用する他のギタリスト
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- ジョニー・マー(The Smiths)
- ノエル・ギャラガー(Oasis)
- ロビン・トロワー(Procol Harum)
ジョン・フルシアンテが描く“無限の残響空間”|Line 6 DL4 Digital Delay
ジョン・フルシアンテがライブで幻想的な空間サウンドを生み出す際に欠かせないのが、Line 6 DL4です。
特に「Scar Tissue」「Don’t Forget Me」などで聴ける広がりのあるディレイサウンドは、このペダルによって構築されています。
DL4はディレイとルーパーを兼ね備え、ジョンはこれをBOSS DD-500と併用。
時間そのものを操るようなプレイを可能にしています。
Line 6 DL4:ジョンのセッティング
| プリセット | 設定値 | 用途 |
|---|---|---|
| Preset 1 | Analog Echo(約450ms) | 「Don’t Forget Me」での深い残響 |
| Preset 2 | Sweep Echo(Mod Depth:中) | アンビエントな空間演出 |
| Preset 3 | Reverse Delay | 「Turn It Again」で特殊効果 |
Line 6 DL4の入手方法
現行モデルのDL4 MkIIは軽量化・MIDI対応・ルーパー強化など、現代仕様へアップデート。
旧型はジョンが実際に使用していたモデルとして、中古市場で高い人気を誇ります。
ジョン・フルシアンテの“変態サウンド”を支える秘密兵器|Line 6 FM4 Filter Modeler
ジョン・フルシアンテの実験的なギターサウンドを支えているのが、紫の筐体が印象的なLine 6 FM4。
20種類以上のフィルター/シンセ系エフェクトを搭載し、「Throw Away Your Television」や「Don’t Forget Me」で聴ける独特のうねりを生み出します。
Line 6 FM4:ジョンのセッティング例
| プリセット | モード | 用途 |
|---|---|---|
| Preset 1 | Seeker | 連続変調フィルターでリズムを強調 |
| Preset 2 | Octisynth | シンセベース的ライン再現 |
| Preset 3 | Tron Up/Down | Envelope Filter用途 |
Line 6 FM4の入手方法
生産終了品ながら、中古市場では25,000〜40,000円前後で入手可能。
モジュレーション〜シンセ的サウンドを求めるプレイヤーに今なお人気があります。
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ジョン・フルシアンテのクリーントーンを包む“神秘の残響”|EHX Holy Grail Reverb
Electro-Harmonix Holy Grailは、ジョン・フルシアンテが1999〜2006年頃に愛用したリバーブペダル。
スプリング/ホールタイプのクラシカルなリバーブを搭載し、繊細なクリーントーンに“空気感”を与えます。
ジョンのセッティング例
- Hall:Reverbノブ11時(アンビエント空間)
- Spring:Reverbノブ1時(クリーンアルペジオ)
ジョンはHallモードを中心に使用し、空間全体に“湿度感”を与えるセッティングを好みました。
ジョン・フルシアンテの実験的ループサウンドを生んだ名機|Digitech PDS-1002 Digital Delay
90年代後半のジョン・フルシアンテが愛用していたのが、2秒までのロングディレイを搭載したDigitech PDS-1002。
ループ的に使える無限リピート機能で、“ノイズと旋律の境界”を探るような実験的演奏を展開しました。
現行のBOSS DD-500が、最も近い操作感と高音質を備えた代替モデルとしておすすめです。
ジョン・フルシアンテが空を舞うようなピッチ操作を魅せる|Digitech Whammy
ピッチシフトペダルの代表格Digitech Whammy。
ジョン・フルシアンテはこのペダルを使い、ギターソロに“人間的な上昇感”を与えています。
「Parallel Universe」「Dani California」などでその特徴的な音を聴くことができます。
ジョン・フルシアンテの“有機的なトーン変化”を生む|Moogerfooger MF-101 Lowpass Filter
Moog MF-101は、アナログシンセ設計者ボブ・モーグによるローパスフィルター。
ジョンはこれを使って、ギターにまるで“生命が宿ったような動き”を与えていました。
ベーシストのフリーも同モデルを使用しており、
RHCPサウンド全体のうねり感を形成しています。
ジョン・フルシアンテが“空間をねじる”魔法のフェイザー|Moogerfooger MF-103 12-Stage Phaser
12ステージのアナログフェイザーを搭載したMoogerfooger MF-103。
ジョンはこのペダルを使って、即興的なセッションで“空間そのものを揺らす”ような音響演出を行いました。
まとめ:ジョン・フルシアンテの音を支える17のエフェクターと“空間の哲学”
ここまで紹介してきた17台のペダルは、ジョン・フルシアンテの感情表現を支える“音の彫刻刀”です。
彼はテクニックよりも音の温度・質感・空気感を大切にしており、
エフェクターはその感情を外に導き出すための“呼吸装置”のような存在です。
特に以下の3カテゴリーを意識して組み合わせると、ジョンのような有機的サウンドに近づけます。
- 🔥 歪み系: BOSS SD-1 / DS-1 / Big Muff
- 🌫 空間系: リバーブおすすめ15選 / ディレイおすすめ30選
- 🌊 モジュレーション系: フェイザーおすすめ15選 / コーラスおすすめ15選
同じ機材を通して初めてわかる“引き算の音作り”。
それは単なる模倣ではなく、自分の中の“Fruscianteism(フルシアンテ主義)”を見つける旅でもある。
あなたの足元から、次の物語を鳴らしてほしい。



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