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ノエル・ギャラガーのエフェクター完全ガイド|OasisのUKロック・サウンドを再現しよう

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ノエル・ギャラガーのエフェクター完全ガイド|OasisのUKロック・サウンドを再現しよう

Oasisの中心人物として90年代UKロックシーンを牽引したノエル・ギャラガー。 彼のサウンドは「シンプルながら芯がある」と評価され、今なお多くのギタリストに影響を与え続けています。

 

この記事では、ノエル・ギャラガーが実際に使用してきたエフェクターを徹底解説。 使用シーンや特徴的なセッティング、購入方法までを網羅しています。

Oasisファンや、UKロックの骨太なサウンドを求めるギタリスト必見の内容です。

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  1. この記事はこんな方におすすめ!
  2. ProCo RAT 2:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター①
    1. RAT 2の特徴
    2. ノエルのセッティング例(推定)
    3. 入手方法
    4. 同じくRAT 2を使っているギタリスト
  3. BOSS SD-1 SUPER OverDrive:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター②
    1. SD-1の特徴
    2. ノエルのセッティング例(推定)
    3. 入手方法
    4. 同じくSD-1を使っているギタリスト
  4. Ibanez TS9 Tube Screamer:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター③
    1. TS9の特徴
    2. ノエルのセッティング例(推定)
    3. 入手方法
    4. 同じくTS9を使っているギタリスト
  5. Electro-Harmonix Big Muff Pi:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター④
    1. Big Muffの特徴
    2. ノエルのセッティング例(推定)
    3. 入手方法
    4. 同じくBig Muffを使っているギタリスト
  6. Line 6 DL4 Delay Modeler:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター⑤
    1. DL4の特徴
    2. ノエルのセッティング例(推定)
    3. 入手方法
    4. 同じくDL4を使っているギタリスト
  7. BOSS CE-2 Chorus:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター⑥
    1. CE-2の特徴
    2. ノエルのセッティング例(推定)
    3. 入手方法
    4. 同じくCE-2を使っているギタリスト
  8. Electro-Harmonix Holy Grail:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター⑧
    1. Holy Grailの特徴
    2. ノエルのセッティング例(推定)
    3. 入手方法
    4. 同じくHoly Grailを使っているギタリスト
  9. Line 6 FM4:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター⑨
    1. FM4の特徴
    2. ノエルのセッティング例(推定)
    3. 入手方法
    4. 同じくFM4を使っているギタリスト
  10. Moogerfooger MF-101:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター⑩
    1. MF-101の特徴
    2. ノエルのセッティング例(推定)
    3. 入手方法
    4. 同じくMF-101を使っているギタリスト
  11. Moogerfooger MF-103:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター⑪
    1. MF-103の特徴
    2. ノエルのセッティング例(推定)
    3. 入手方法
    4. 同じくMF-103を使っているギタリスト
  12. Digitech Whammy:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター⑫
    1. Whammyの特徴
    2. ノエルのセッティング例(推定)
    3. 入手方法
    4. 同じくWhammyを使っているギタリスト
  13. Digitech PDS-1002:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター⑬
    1. PDS-1002の特徴
    2. ノエルのセッティング例(推定)
    3. 入手方法
    4. 同じくPDS-1002を使っているギタリスト
  14. Willson Effects NotRite Fuzz:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター⑭
    1. NotRite Fuzzの特徴
    2. ノエルのセッティング例(推定)
    3. 入手方法
    4. 同じくNotRite Fuzzを使っているギタリスト
  15. まとめ:ノエル・ギャラガーの足元から学ぶ、UKロックの魂
    1. 迷ったらこれだけは試してみたいペダル

この記事はこんな方におすすめ!

  • Oasisやノエル・ギャラガーのようなロック・サウンドを目指す方
  • 90年代UKロックの空気感を再現したいギタリスト
  • ノエルが使っていた具体的な機材・ペダルを知りたい方
  • プロの音作りを参考にしたい初心者〜中級者

ProCo RAT 2:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター①

ノエル・ギャラガーがOasis初期から中期にかけて愛用していた代表的な歪みペダルが、ProCo RAT 2です。 「Supersonic」「Live Forever」「Rock ‘n’ Roll Star」など、Oasisの初期代表曲における アグレッシブかつ荒々しいディストーションサウンドは、このペダルが支えていたといわれています。

RAT 2の特徴

  • ミッドが引っ込み気味で、ローが強調されたローファイな歪み
  • クラシックなUKロックに合う暴れたディストーション
  • アンプライクというよりも“ぶっ壊れ感”を演出する用途に最適

ノエルのセッティング例(推定)

Distortion 2時
Filter 11時
Volume 1時

ライブではマーシャルJCM900やOrangeと組み合わせ、荒々しくバンドの壁を突き破るサウンドを形成していました。

入手方法

RAT 2は今でも現行品として入手可能です。 比較的安価で、ノエルをはじめとするUKロック系ギタリストの“歪みの入口”として定番の1台です。

同じくRAT 2を使っているギタリスト

BOSS SD-1 SUPER OverDrive:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター②

ノエル・ギャラガーは、ライブ時に歪みのブースト用途としてBOSS SD-1を使用していたことが知られています。 RATの前段やアンプの前に配置し、よりパンチのある中域を得る目的で組み合わせていたとされています。 特に2000年代以降のライブセットアップでの使用例が確認されています。

SD-1の特徴

  • 中域が強く、前段の歪みをプッシュする特性
  • ノブ位置で劇的にキャラクターが変化する柔軟性
  • 非対称クリッピングによる独特の倍音感

ノエルのセッティング例(推定)

Level 2時
Tone 11時
Drive 9時

SD-1は主に「ディストーションの押し上げ」として機能していたと考えられています。 アンプのクリーンチャンネルに対し、適度な歪みとコンプレッションを加える目的でも使用されています。

入手方法

BOSSの定番オーバードライブペダルとして長年販売されており、価格帯は7,000〜10,000円ほど。 新品・中古ともに安定して流通しています。

同じくSD-1を使っているギタリスト

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Ibanez TS9 Tube Screamer:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター③

ノエル・ギャラガーは、スタジオワークにおいてIbanez TS9 Tube Screamerを使用していたとされます。 RATなどのファズライクなディストーションとは異なり、TS9はミッドレンジが強調された滑らかなオーバードライブで、 クリーントーン〜クランチトーンの補強や、細やかなニュアンスの強調に活用されていました。

 

TS9の特徴

  • 中域が強調され、バンド内で埋もれにくい
  • 滑らかで歌うようなクランチ〜オーバードライブ
  • ブースターとしての使用も可能(Level上げ・Drive下げ)

ノエルのセッティング例(推定)

Drive 10時
Tone 11時
Level 2時

ノエルはTS9を単独で使うというよりも、アンプのクランチチャンネルや他のペダルと組み合わせて、 バランスよく音を前に押し出すような“味付け”として活用していたと考えられます。

入手方法

TS9は今も現行販売中で、価格帯は10,000〜13,000円前後。 オリジナル回路の復刻モデルやTS808との比較も多く、選択肢が豊富です。

同じくTS9を使っているギタリスト

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Electro-Harmonix Big Muff Pi:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター④

Oasis中期以降、ノエル・ギャラガーはより分厚く、轟音寄りの音作りを求めていく中で、Big Muffを導入したとされます。 使用時期は特定しにくいものの、2000年代の後期ライブやレコーディングにおいて、ファズ的なニュアンスのディストーションサウンドを演出する際に使用されていたとされています。

 

Big Muffの特徴

  • 轟音・持続感・粘り気のあるファズディストーション
  • ミッドスクープ気味で空間的な広がりがある
  • 単体で“壁”のような音像を形成できる

ノエルのセッティング例(推定)

Volume 12時
Tone 2時
Sustain 3時

Big Muffは、単体でのインパクトだけでなく、ブースターやEQと組み合わせることでより多彩な音作りが可能です。 ノエルは、サイケデリック寄りなアレンジや轟音的パートにおいて活用していたと見られます。

入手方法

現在も多数のバリエーションが販売されており、価格帯は8,000〜14,000円ほど。 ノエル使用モデルとされる「NYC Big Muff」や「Russian Big Muff」が特に人気です。

同じくBig Muffを使っているギタリスト

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Line 6 DL4 Delay Modeler:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター⑤

ノエル・ギャラガーは、スタジオワークとライブの両方でLine 6 DL4を使用していました。 Oasis後期〜Noel Gallagher’s High Flying Birdsの時期にかけて、幻想的で浮遊感のあるディレイサウンドを実現するために導入されており、 特に「Falling Down」などの中期以降の作品で印象的な残響を支えています。

DL4の特徴

  • クラシックアナログディレイからモジュレーション系まで搭載した多機能ディレイ
  • ルーパー機能も内蔵され、ライブでの即興にも対応
  • プリセット保存が可能で、ライブ中の切り替えにも強い

ノエルのセッティング例(推定)

Delay Time 曲ごとに設定
Repeats 1〜3回程度
Mix 50〜70%

DL4はライブでのプリセット活用に特に優れており、ノエルはソロパートの空間演出や残響感の強調に用いていました。 ファンタジックな雰囲気を出す曲調と相性が良く、High Flying Birdsでも継続使用されています。

入手方法

DL4は2020年代に入り新型(MkII)が登場していますが、初代モデルも依然として人気。 中古市場では初代が高騰傾向にあり、価格帯は20,000〜30,000円前後です。

同じくDL4を使っているギタリスト

  • エド・オブライエン(Radiohead)
  • ジョン・メイヤー
  • ニック・ヴァレンジ(The Strokes)
  • ジョシュ・クリングホッファー(RHCP)

BOSS CE-2 Chorus:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター⑥

ノエル・ギャラガーは、90年代中盤以降の楽曲やライブにおいて、BOSS CE-2を用いた繊細なコーラス効果を取り入れていました。 とくにクリーントーンのギターにわずかに揺らぎを与える用途として使われ、「Don’t Look Back In Anger」などの情感豊かなバラードで活用されたと言われています。

CE-2の特徴

  • コンパクトで扱いやすいアナログ・コーラス
  • 広がりと厚みを自然にプラスできるサウンド
  • クリーントーンの装飾や揺らぎに最適

ノエルのセッティング例(推定)

Rate 10時
Depth 1時

CE-2はあくまで“脇役”として、音を潤わせるような使い方が主でした。 派手さはないものの、ノエルの音作りにおける繊細なアプローチの一端を担う存在といえます。

入手方法

現在はBOSSの「Waza Craft CE-2W」として復刻されています。 オリジナルはヴィンテージ扱いとなっており、中古価格は2〜4万円前後。

同じくCE-2を使っているギタリスト

Electro-Harmonix Holy Grail:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター⑧

ノエル・ギャラガーが後期Oasisやソロ期において、Electro-Harmonix Holy Grailをリバーブ用途で使用していました。 空間的な広がりを与えるスプリングリバーブやホールリバーブは、特にバラードやシューゲイザー風のギターアレンジで効果を発揮します。

 

Holy Grailの特徴

  • リバーブに特化したシンプル設計
  • SPRING/HALL/FLERB(フランジャー+リバーブ)の3種搭載
  • デジタルながらもアナログ的な温かみのある残響

ノエルのセッティング例(推定)

Reverb 1時
Mode HALL

Holy Grailは、ノエルのクリーントーンや空間的なアルペジオに深みを与える用途で使われていました。 とくに「Let There Be Love」などの叙情的な楽曲で活躍しています。

入手方法

現在も現行モデルが販売されており、比較的安価(1.5〜2万円前後)で入手可能。 小型かつ高品質なリバーブペダルとして長く愛用できます。

同じくHoly Grailを使っているギタリスト

 

Line 6 FM4:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター⑨

ノエル・ギャラガーが2000年代後半以降のサウンドで使用していたLine 6 FM4は、 モジュレーション〜フィルター系エフェクトを多彩に内蔵したマルチエフェクターです。 Oasis解散前の「Falling Down」や、ソロプロジェクトHigh Flying Birdsにおける 実験的なサウンドメイクにおいて重要な役割を果たしていました。

FM4の特徴

  • 16種類のフィルター/モジュレーション/リングモジュレーターなどを収録
  • エクスプレッションペダルでリアルタイム操作可能
  • サイケ〜エクスペリメンタルな楽曲で映える効果音的サウンド

ノエルのセッティング例(推定)

モード Synth-O-Matic / Tron Up
調整 Filter周波数高め/Mix 50%

ノエルはこのペダルを楽曲全体に使うというより、特定のフレーズで“異物感”を演出するために活用していました。 ハードなギター曲が多い中で、FM4の奇妙な揺れや効果音はスパイス的存在です。

入手方法

現在FM4は生産完了しており、中古市場での入手が主となります。 状態や付属品にもよりますが、2〜4万円程度で流通しています。

同じくFM4を使っているギタリスト

 

Moogerfooger MF-101:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター⑩

ノエル・ギャラガーがHigh Flying Birds期に導入したMoog製アナログエフェクター、MF-101。 これはオートワウやフィルター的効果を生むアナログ・ローパスフィルターで、楽曲に温かく太いサウンドを与えることで知られています。 アナログシンセ的な揺れやダイナミクス表現も可能で、モジュレーション効果を持たせたアルペジオなどで活用されています。

 

MF-101の特徴

  • Moog伝統のアナログ回路によるローパスフィルター
  • エンベロープに応じた“自動ワウ”効果が得られる
  • シンセライクな音作りやサイケ〜ダブ寄りのギターに最適

ノエルのセッティング例(推定)

Cutoff Frequency 1時
Resonance 12時
Envelope Amount 3時

「The Right Stuff」など、幻想的かつ浮遊感のある楽曲でこのペダルが用いられています。 ギターというよりも“音のパッド”や空間演出の一部としてフィルター効果を付加する使い方が特徴です。

入手方法

MF-101は現在生産完了しており、中古市場での価格は4〜6万円台が相場。 再販されたMoogerfooger Plug-in(ソフト版)も存在しますが、ノエルが使用していたのはハード版です。

同じくMF-101を使っているギタリスト

Moogerfooger MF-103:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター⑪

Moogのアナログフェイザー、MF-103は、ノエル・ギャラガーがHigh Flying Birds期に MF-101と並んで使用していた空間系モジュレーションペダルです。 コーラスやトレモロとは異なる“回転するような”フェイズ効果を持ち、 とくにダブやサイケ的な楽曲で存在感を発揮します。

 

MF-103の特徴

  • 6ステージ/12ステージの切替可能なフェイザー
  • 超滑らかなアナログモジュレーション
  • エクスプレッションペダルでスピードや深さをリアルタイム操作可能

ノエルのセッティング例(推定)

LFO Rate 10時
Resonance 2時
Phase Shift Mode 12-stage

「It’s A Beautiful World」などの浮遊感あるシンセ的ギターサウンドにおいて、このMF-103が活用されています。 バンド全体のミックスに溶け込む柔らかな揺れで、“ギターに聞こえない”不思議な音像を演出。

入手方法

MF-103は生産終了モデルで、現在は中古での流通が主流。 状態により価格は4〜6万円台で推移しています。Moog Plug-in版も存在しますが、ノエルはハード版を使用。

同じくMF-103を使っているギタリスト

Digitech Whammy:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター⑫

ピッチシフター/ハーモナイザーとしてギタリストに愛されるDigitech Whammy。 ノエル・ギャラガーは2000年代以降のライブで一部楽曲のアクセントとして使用。 瞬間的なオクターブジャンプや不協和的なピッチ表現など、サイケデリックな演出に貢献しています。

Whammyの特徴

  • リアルタイムでピッチを操作できるフットペダル式
  • オクターブ上下や5度など様々なハーモナイズ設定
  • 飛び道具的な“ワープ感”が演出可能

ノエルのセッティング例(推定)

Mode Whammy +1 Oct(オクターブアップ)
Pedal Position 0〜100%をリアルタイム操作

「AKA… What A Life!」などの後期楽曲でライブ演出の一部として使用。 ギターソロやブレイクに非日常的な音色を加えるなど、メロディではなく“空気感”を演出するツールとして活用されています。

入手方法

Whammyは現行品(第5世代)として流通中。中古市場でも安定しており、価格帯は2万〜3万円前後です。

同じくWhammyを使っているギタリスト

Digitech PDS-1002:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター⑬

1980年代後半に登場した名機 Digitech PDS-1002 は、最大2秒のデジタルディレイとサンプラー機能を備えた多機能ペダル。 ノエル・ギャラガーはOasis初期にこのペダルを使用しており、ライブでの反復フレーズや飛び道具的な音作りに用いられていました。

 

PDS-1002の特徴

  • 最大2秒のロングディレイ(サンプラーとしても活用可)
  • 2スイッチ構成で瞬時にオン/オフ&ホールド可能
  • デジタルながら程よく粗い質感でローファイな雰囲気も

ノエルのセッティング例(推定)

Delay Time 最大(2秒)
Repeat 1〜2回
Level 8割

代表曲「Columbia」などでは、後半のループ的なフレーズ処理や、 フィードバックに近い効果音を加える役割で使われていました。 オアシス初期のサイケデリックなアプローチの裏に隠れた重要な一台です。

入手方法

PDS-1002は完全なヴィンテージ機材であり、現在は中古市場のみ。 状態により価格は2万円〜4万円前後で推移しています。

同じくPDS-1002を使っているギタリスト

Willson Effects NotRite Fuzz:ノエル・ギャラガーの使用エフェクター⑭

Oasis後期からHigh Flying Birds期にかけて、ノエル・ギャラガーが新たに取り入れていたファズペダルのひとつがWillson Effects NotRite Fuzz。 一般的なビッグマフ系とは異なり、暴れすぎず粘る中域と、コードワークにも馴染みやすい音色が特徴です。

 

NotRite Fuzzの特徴

  • ゲート感のないスムーズなファズトーン
  • コード弾きでも音が潰れにくく、分離感が高い
  • 中音域が粘り、UKロックに合うファズサウンド

ノエルのセッティング例(推定)

Volume 12時
Fuzz 3時
Tone 1時

High Flying Birdsの「Lock All The Doors」などで使用されていると言われ、 パンチのあるファズリフや、荒々しさと現代的な抜けを両立したサウンドが特徴。 ライブセットでも一時期常備されていた実績があります。

入手方法

国内での流通は少ないが、公式サイトまたは海外中古市場で購入可能。 価格帯はおおよそ3万〜4万円程度。

同じくNotRite Fuzzを使っているギタリスト

  • ノエル・ギャラガー(専用機に近い)
  • アマチュア〜プロのUKロック志向ギタリストに人気

まとめ:ノエル・ギャラガーの足元から学ぶ、UKロックの魂

ノエル・ギャラガーのエフェクターボードは、時代とともに変化しながらも、 常に“楽曲に寄り添うサウンド”を追求する彼の哲学が貫かれています。

初期Oasis期の荒々しいディストーションから、 High Flying Birds期の実験的なサウンドスケープまで── 各エフェクターは、その楽曲の空気感やメッセージを支える重要なピースでした。

もしあなたがUKロックのような“歌を生かす音作り”を目指すなら、 ノエルの選択は最高のヒントになるはずです。

迷ったらこれだけは試してみたいペダル

  • ProCo RAT 2:Oasis初期の轟音ディストーションを体感
  • BOSS SD-1:荒々しくも抜けるブリティッシュなドライブ
  • Holy Grail:楽曲に奥行きを与える定番リバーブ

これらのエフェクターは今でも比較的手に入りやすく、 ノエル・ギャラガーの音楽観に触れる“入り口”として最適です。 あなたのペダルボードに、彼の足跡を宿してみてはいかがでしょうか?

 

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