【2025年版】フリー使用エフェクターまとめ|レッチリのグルーヴを支える天才ベーシストの音作り
ド派手な髪色に躍動するボディ、そして爆発的なスラップサウンド——Red Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)のベーシスト、フリー(Flea)を知らないベーシストはいないのではないでしょうか。
この投稿をInstagramで見る
彼のグルーヴィーなサウンドの裏側にあるペダルたちを、一つずつ見ていきましょう。
Electro-Harmonix – Q-Tron フリー使用エフェクター①
Q-Tronとは?
Electro-Harmonix製の「Q-Tron」は、ピッキングの強弱に応じてフィルターが開閉するオートワウ/エンベロープフィルターです。
ライブ機材レポート(Premier Guitar, 2017)でも、彼のペダルボードにQ-Tronが搭載されていたことが確認できます。
使用された楽曲例
- Around the World(アルバム『Californication』)
- Sir Psycho Sexy(アルバム『Blood Sugar Sex Magik』)
Q-Tronの使用アーティスト
- Bootsy Collins
- Mike Gordon(Phish)
Q-Tronの入手方法
Q-Tronは現在もElectro-Harmonixから現行モデルが販売されています。また、中古市場でも安定して流通しており、Mini Q-TronやMicro Q-Tronなどのバリエーションも存在します。
BOSS – ODB-3 フリー使用エフェクター②
ODB-3とは?
BOSSのベース用オーバードライブ「ODB-3」は、90年代以降のライブセットアップでフリーが使用していたことが複数のライブ写真・レポートから確認されています。
強めのゲインとローの厚みが特徴で、スラップでも埋もれない存在感のある歪みを提供します。
海外メディアによる機材検証(Equipboard)にも掲載されています。
使用された楽曲例
- Throw Away Your Television(アルバム『By the Way』)
- Can’t Stop(ライブ時に歪みブーストとして)
ODB-3の使用アーティスト
この投稿をInstagramで見る
- Krist Novoselic(Nirvana)
- Ryan Martinie(Mudvayne)
ODB-3の入手方法
BOSS ODB-3は現行機種として販売が続いており、Amazonや楽器店での新品購入が可能です。中古市場でも比較的安価に入手できます。
Line 6 – Bass POD フリー使用エフェクター③
Bass PODとは?
Line 6のBass PODは、アンプ/キャビネットシミュレーターを内蔵したベース用マルチエフェクターです。
使用証言は、テックスタッフのインタビュー(Sound On Sound)などにも記録されています。
使用された楽曲例
- The Zephyr Song(アルバム『By the Way』)
- Don’t Forget Me(同上)
Bass PODの使用アーティスト
この投稿をInstagramで見る
- Justin Chancellor(Tool)
Bass PODの入手方法
Line 6のBass PODシリーズはすでに生産終了となっていますが、中古市場では「Bass POD XT」「Bass POD Pro」など複数モデルが流通しています。
後継モデルとしては「Line 6 HX Stomp」などが人気です。
Electro-Harmonix – USA Big Muff Pi フリー使用エフェクター④
Big Muff Piとは?
Electro-Harmonixの「USA Big Muff Pi」は、豊かなサステインと太く粘るようなファズサウンドを生み出す伝説的なペダルです。
Equipboardや複数のファンによるライブ写真検証では、Big Muff Piがフリーのペダルボードに組み込まれていることが確認されており、特に近年のライブでの使用例が多く見られます。
使用された楽曲例
- Dani California(ライブ版での歪み増強用)
- Higher Ground(原曲では使用なし、ライブアレンジで使用)
Big Muffの使用アーティスト
この投稿をInstagramで見る
- Krist Novoselic(Nirvana)
- John Frusciante(Red Hot Chili Peppers)
Big Muffの入手方法
Big Muff PiはElectro-Harmonixから現行品が販売中です。

まとめ|フリーの音作りにおけるエフェクターの役割とは?
Red Hot Chili Peppersのグルーヴの屋台骨を担うフリーのプレイは、エフェクター以上に「右手のニュアンス」や「指弾き・スラップの使い分け」が鍵となっています。
しかし、特定の楽曲ではQ-Tronのようなオートワウや、ODB-3の強烈な歪みが不可欠です。この記事を参考に、ぜひフリーの音作りを自分のセットアップに取り入れてみてください。
コメント