【徹底解説】MVBのケヴィンシールズのエフェクターは?
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当ブログではあなたが愛するギタリストたちが使用しているエフェクターについて紹介しております。
今回の記事では、シューゲイザーを語る上で欠かすことのできないギタリストであるMy Bloody Valentine(MVB)のケヴィンシールズ(Kevin Shields)が愛用していたエフェクターを紹介します。
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ケヴィンシールズが愛用していたエフェクターは?
音色 | エフェクター | メーカー |
ワーミー | Whammy WH-1 | Digitech |
リバーブ | SPX90 | Yamaha |
ディストーション | Shredmaster | Marshall |
トレモロ | PN-2 Tremolo | BOSS |
リバーブ | Midiverb II | Alesis |
ケヴィン・シールズといえば、シューゲイザーを代表する伝説ギタリストですよね。リバーブやディレイ、トレモロを駆使し、フローティングトレモロアームで音程を揺らす「グライドギター」奏法が特徴です。
ケヴィン・シールズといえば、壮大な「音の壁」を生み出すことで知られていますが、その秘密は膨大な数のエフェクターにあります。彼のセッティングを完全にコピーするのは、一般人にはまず不可能です。
エフェクター中毒者とも呼ばれるケヴィンのペダルを全て紹介することは難しいので、今回の記事ではその中でも彼が特に愛用しているエフェクターに絞って紹介します!
Digitech – Whammy ケヴィンシールズのエフェクター①
このペダルは主にピッチシフト機能を持つエフェクターで、音程を瞬時に変化させることができます。ケヴィンはこのペダルを非常にクリエイティブに使い、シューゲイザー特有の浮遊感や「音が溶ける」ような効果を生み出しています。
彼のギター(主にFender Jazzmaster)のトレモロアームとWhammyを併用することで、さらに音程に揺らぎを加えます。Whammyで大きくピッチを動かしながら、トレモロアームで細かく揺らすことで、滑らかで液状化した音を実現しています。
ケヴィンシールズのDigitech – Whammyセッティング
ケヴィンがどのようなセッティング、ワーミーを使用しているか具体的にはわかりませんでしたが、代表曲である「Soon」や「Only Shallow」にて活用していると思われます。
楽曲 | セッティング |
Soon | オクターブシフトや微妙なピッチ変化を加えたギターサウンドが特徴です。これにトレモロアームの揺らぎを加えることで、滑らかで液状化したリフが生まれています。 |
Only Shallow | オクターブアップをかけながら、ギターを掻き鳴らし、音の厚みとキラキラした高音が特徴的なサウンドを作り上げています。 |
Digitech – Whammyの入手方法
ケヴィンシールズが使用していたWH-1はすでに廃盤となっており、新品を購入することはできません。
購入したい場合は後継機であるWHAMMY5がおすすめです。
Digitech – Whammyその他の使用ギタリスト
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- ジョニー・グリーンウッド(Radiohead)
- トム・モレロ(RATM)
- ジャック・ホワイト(The White Stripes)
- カーク・ハメット(Metallica)
- スティーブ・ヴァイ
- ジョー・サトリアーニ
Yamaha – SPX90 ケヴィンシールズのエフェクター②
YamahaのSPX90は、1980年代に登場したマルチエフェクターで、リバーブ、ディレイ、コーラスなど多彩なエフェクトを備えています。
ヴィン・シールズは、Yamaha SPX90のリバースリバーブエフェクトを活用し、独特のシューゲイザーサウンドを生み出しています。
このエフェクトは、音が逆再生されるような効果を持ち、彼の音作りにおいて重要な役割を果たしています。
また、SPX90の「Symphonic(シンフォニック)」プリセットも使用し、厚みのある音作りを行なっております。
マイブラサウンドを象徴するサウンド作りには欠かせないエフェクターといっても過言ではないでしょう。
ケヴィンシールズのYamaha – SPX90のセッティング
ケヴィン・シールズは、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのアルバム『Loveless』に収録されている楽曲で、Yamaha SPX90のリバースリバーブやシンフォニックエフェクトを多用しています。
特に、「Only Shallow」や「To Here Knows When」などの曲で、その独特なサウンドが際立っていますね。
Yamaha – SPX90の入手方法
こちら現在は販売されておりませんので、メルカリなどで中古品を購入してみてください。
リヴァースリバーブのエフェクトを代用したいのであればその他のエフェクターでも代用可能です。
Yamaha – SPX90 その他の使用ギタリスト
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- ザック・ワイルド(Zakk Wylde)
- マイク・スターン(Mike Stern)
- 布袋寅泰(Tomoyasu Hotei)
Marshall – Shredmaster ケヴィンシールズのエフェクター③
Marshall社が発売しているShredmasterは、オルタナロックにおいて重要なディスヨーションエフェクターです。
Shred Masterは、元々ハイゲインなリフを刻むことを目的に作られたペダルですが、シールズはこれを活用して、濃密で空間を埋めるようなディストーションサウンドを作り上げました。
Shred Masterのディストーション効果にリバーブを掛け、さらにトレモロアームを使用して音を揺らすことで、独特の浮遊感と厚みのあるサウンドを実現しています。この手法により、シューゲイザー特有の「音の壁」とも称されるサウンドスケープを構築しました。
ケヴィンシールズのMarshall – Shredmasterセッティング
ケヴィン・シールズがマイ・ブラッディ・ヴァレンタインのアルバム『Loveless』で使用したとされるMarshall ShredMasterの具体的なセッティングに関する詳細な情報は、公には明らかにされていません。
しかし、壁を作るようなイメージで歪みを強くかけることが重要です。
Marshall – Shredmaster その他の使用ギタリスト
- ジョニー・グリーンウッド(Radiohead)
- アレックス・ジェームス(Blur)
- ビリー・コーガン(The Smashing Pumpkins)
PN-2 Tremolo BOSS ケヴィンシールズのエフェクター④
PN-2は、トレモロとパンニングの機能を備えたペダルで、音量の周期的な変化や、ステレオ環境での音の定位を左右に移動させる効果を持っています。
ケヴィンシールズのPN-2 Tremolo BOSSのセッティング
ケヴィン・シールズは、BOSSのトレモロペダル「PN-2」を活用し、独特のサウンドを生み出していました。
具体的なセッティングに関する詳細な情報は公にはされていませんが、彼の音作りの特徴から、以下のような設定が考えられます。
ツマミ | セッティング |
Mode | シールズのサウンドは滑らかな揺らぎが特徴的であるため、PN-2の波形設定は三角波が適していると考えられます。 |
Rate | 中程度から速めの設定にすることで、楽曲に動きと深みを加えていた可能性があります。 |
Depth | 効果の深さを中程度から高めに設定し、トレモロ効果を明確に感じられるようにしていたと推測されます。 |
BOSS – PN-2 Tremoloの入手方法
PN-2は生産完了品で入手が難しい場合がありますが、BOSSの「TR-2」などの現行モデルで代用することも可能です。
BOSS – PN-2 Tremol その他の使用ギタリスト
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-
- ノエル・ギャラガー(Oasis)
- ロバート・スミス(The Cure)
- グレアム・コクソン(Blur)
【まとめ】トムモレロのエフェクター
音色 | エフェクター | メーカー |
ワーミー | Whammy WH-1 | Digitech |
リバーブ | SPX90 | Yamaha |
ディストーション | Shredmaster | Marshall |
トレモロ | PN-2 Tremolo | BOSS |
リバーブ | Midiverb II | Alesis |
今回の記事ではトムモレロが愛用していたエフェクターについて紹介させていただきました。
入手が難しいものもありますが、中古品の入手が可能ですのでぜひサイトをチェックしてみてください。
それではここまで読んでいただきありがとうございました。
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