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この記事でわかること
- ルーパーの4つのタイプと、それぞれの向き不向き
- 弾き語り・宅録・ライブ別に選ぶべきモデルの考え方
- 定番のBOSS RC-1から、本格派のAeros Loop Studioまでの比較
- 失敗しないトラック数・録音時間の考え方
タイプ別おすすめ4選
- BOSS RC-1:まず失敗しない1ボタン型。初めてのルーパーに最適
- BOSS RC-5:リズムガイド付きの高機能コンパクト型
- Electro-Harmonix 22500:デュアルループで本格的な弾き語りに
- Singular Sound Aeros Loop Studio:タッチスクリーンのプロ仕様
公開日:2026年9月18日
ルーパーエフェクターとは?──初心者のための基礎知識
ルーパーとは、演奏したフレーズをその場で録音・再生できるエフェクターです。
コード伴奏を録音しながら、その上にソロを重ねることができます。
一人でもバンドのような演奏が可能になります。
弾き語りの練習にも、宅録のアイデア出しにも使える汎用性の高い機材です。
ルーパーには大きく分けて以下の4タイプがあり、できることが異なります。
シンプル1ボタン型
録音・再生・停止を1つのフットスイッチだけで操作するタイプです。
覚える操作が少なく、すぐに使い始められます。
代表モデル:BOSS RC-1/TC Electronic Ditto 2
ほかにMooer Micro Looperも同じ方式です。
高機能コンパクト型
リズムガイドや複数のメモリ機能を備えた、コンパクトながら作り込まれたタイプです。
代表モデル:BOSS RC-5/BOSS RC-500
注意:1ボタン型は操作が簡単な分、トラックは1つだけです。コード・ソロ・リズムを別々に重ねたい場合は、複数トラックに対応したモデルを選んでください。
デュアル/マルチトラック型
複数のループを独立して録音し、同時再生や切り替えができるタイプです。
本格的な弾き語りやライブパフォーマンスに向いています。
代表モデル:EHX 22500/JamMan Solo XT
もう一つの代表格がBoomerang III Phrase Samplerです。
プレミアム/タッチスクリーン型
画面を見ながら波形を確認でき、6トラック以上を扱える高機能タイプです。
価格は上がりますが、プロの現場でも通用する作り込みです。
代表モデル:Singular Sound Aeros Loop Studio
ほかにPigtronix Infinity 3 Double Looperも同じ方式です。
ルーパーの選び方──失敗しない3つの判断軸
10台の中からベストを選ぶために、まず以下の3点を整理しておくと迷いにくくなります。
step
1何トラック必要か
コードとソロを重ねる程度なら、1トラックの1ボタン型で十分です。
ジャンルごとにパートを分けたい場合は話が変わります。
リズムも別トラックにしたいなら、複数トラック対応のモデルを検討します。
step
2操作のシンプルさか、機能の作り込みか
BOSS RC-1やDitto 2は覚えることが少なく、すぐ使えます。
RC-500やAeros Loop Studioはできることが多い分、操作を覚える時間が必要です。
練習頻度や用途に合わせて選んでください。
step
3録音時間と拡張性
数分程度のループで十分なら、シンプルなモデルで問題ありません。
長時間の録音やSDカードへの保存まで求めるなら話が別です。
EHX 22500やAeros Loop Studioのような拡張性の高いモデルが安心です。
ルーパーエフェクター 厳選10モデル解説
① BOSS RC-1 Loop Station|まず失敗しない定番の1台目
録音・再生・停止を1つのフットスイッチで完結する、BOSSループステーションの入門モデル。
最大12分の録音時間を確保しています。
- タイプ:シンプル1ボタン型
- トラック数:1
- 録音時間:最大12分
💡 推しポイント:迷ったらまずこれで失敗しない。
こんな人におすすめ
初めてルーパーを選ぶ人。
コード伴奏の練習を始めたい人。
② BOSS RC-5 Loop Station|リズムガイド付きの高機能コンパクト
50種類以上のリズムパターンを内蔵し、最大13時間のステレオ録音に対応。
コンパクトながら本格的な作り込みです。
- タイプ:高機能コンパクト型
- トラック数:1(フレーズメモリ99個)
- 録音時間:最大13時間
💡 推しポイント:リズムガイドで一人練習がはかどる。
こんな人におすすめ
リズムに合わせて練習したい人。
長時間録音や複数フレーズを保存したい人。
③ BOSS RC-500 Loop Station|2トラックの本格派
独立した2トラックを備え、マイク入力やミキシング機能まで搭載したハイエンドモデル。
ドラムキットも16種類追加されています。
- タイプ:高機能コンパクト型
- トラック数:2
- 録音時間:最大13時間
💡 推しポイント:コンパクトなのに2トラックを両立。
こんな人におすすめ
コードとメロディを別トラックで重ねたい人。
マイク入力も含めて本格的に使いたい人。
④ TC Electronic Ditto 2 Looper|進化した1ボタンルーパー
初代Dittoの分かりやすさはそのままに、footswitchを刷新した第2世代モデル。
タイミングのズレを補正するLoopSnap機能も搭載しています。
- タイプ:シンプル1ボタン型
- トラック数:1
- 録音時間:最大10分
💡 推しポイント:省スペースなのに操作性は本格派。
こんな人におすすめ
ペダルボードのスペースが限られている人。
シンプル操作のまま機能も欲しい人。
⑤ EHX 22500 Dual Stereo Looper|デュアルループの本格機
2つの独立したステレオループを搭載。
SDHCカードに非圧縮音声で記録するため、音質面でも妥協がありません。
- タイプ:デュアル/マルチトラック型
- トラック数:2(ステレオ)
- 録音時間:付属カードで最大12時間
💡 推しポイント:音質と拡張性を両立した本格機。
こんな人におすすめ
複数のループを行き来する構成にしたい人。
音質にもこだわりたい人。
⑥ DigiTech JamMan Solo XT|長時間録音が魅力の定番機
CD品質で最大35分のループを200個まで保存可能。
microSDHCカードでさらに拡張できます。
- タイプ:デュアル/マルチトラック型
- トラック数:1(拡張スロット対応)
- 録音時間:最大35分(内蔵メモリ)
💡 推しポイント:とにかく録りためたい人向けの容量。
こんな人におすすめ
たくさんのフレーズを保存しておきたい人。
外部音源を取り込んで練習したい人。
国内正規代理店での取り扱いが少なく、購入は海外通販や中古市場が中心です。
⑦ Boomerang III Phrase Sampler|4トラックの専用機
ルーパー専用機として作られた、頑丈な筐体が特徴のモデル。
4つのループトラックを同時に扱えます。
- タイプ:デュアル/マルチトラック型
- トラック数:3〜4(切替可能)
- 特徴:リバース・オクターブなど多彩な再生モード
💡 推しポイント:ルーパーに全振りした専用設計の安心感。
こんな人におすすめ
複数トラックを同時に鳴らすライブ演奏をしたい人。
アンビエント・実験的な音作りをしたい人。
国内正規代理店での取り扱いが少なく、購入は海外通販が中心です。
⑧ Mooer Micro Looper|激安で試せる入門機
1つのフットスイッチで操作が完結するシンプル設計。
最大30分の録音時間と無制限のオーバーダビングに対応しています。
- タイプ:シンプル1ボタン型
- トラック数:1
- 録音時間:最大30分
💡 推しポイント:圧倒的な価格でまず試せる。
こんな人におすすめ
ルーパーを初めて導入する人。
まずは安価に効果を試したい人。
⑨ Singular Sound Aeros Loop Studio|タッチスクリーンの最上位機
波形が見えるタッチスクリーンを搭載し、最大6トラックを同時に扱えるハイエンドモデル。
Wi-Fi・Bluetoothでのアップデートにも対応しています。
- タイプ:プレミアム/タッチスクリーン型
- トラック数:最大6
- 録音時間:SDカード拡張で最大48時間
💡 推しポイント:視覚的に管理できる圧倒的な作り込み。
こんな人におすすめ
複数曲・複数パートを本格的に管理したい人。
ライブでルーパーを主役にしたい人。
⑩ Pigtronix Infinity 3 Double Looper|低レイテンシーのプロ仕様
24bit/48kHzのHD録音エンジンを搭載し、2つのステレオループを同期できるプロ向けモデル。
ゼロレイテンシーの切り替えが強みです。
- タイプ:プレミアム/タッチスクリーン型
- トラック数:2(同期・倍数設定可)
- 特徴:9種のループプリセットを保存可能
💡 推しポイント:切り替えの遅延を感じさせない完成度。
こんな人におすすめ
プロの現場基準の完成度を求める人。
複数ループを正確に同期させたい人。
国内正規代理店での取り扱いが少なく、購入は海外通販が中心です。
結局、どう選べばいいのか|筆者の結論
後悔しない選び方の順番
- 1 まず1ボタン型で使い方を覚える|BOSS RC-1 / Mooer Micro Looper
- 2 リズムや長時間録音が欲しくなったら中位機へ|BOSS RC-5 / Ditto 2
- 3 複数トラックが必要になったら本格機へ|EHX 22500 / Aeros Loop Studio
ルーパーは万能ではありません。
トラック数や機能が多いモデルほど、操作を覚えるまでに時間がかかります。
とりあえず高機能なものを買っても、使いこなせず1トラックしか使わないケースも珍しくありません。
まずは自分が重ねたいパート数を具体的にイメージしてから選ぶのがコツです。
ルーパーエフェクターのよくある質問
Q1. ルーパーはどこに接続すべき?
A. 歪み系の後、空間系の前に接続するのが基本です。
歪んだ音をそのままループさせたい場合はこの位置にします。
ディレイやリバーブをかけた状態でループさせたい場合は、最後段に接続します。
なお、エフェクターの接続順の考え方については別記事があります。
ギターエフェクターの接続順 完全ガイドで詳しく解説しています。
Q2. マルチエフェクター内蔵のルーパーだけでは足りない?
A. 練習用途では内蔵機能で十分なケースが多いです。
ただし単体エフェクターだけでペダルボードを組む場合は話が別です。
マルチを使わない構成では単体ペダルが必要になります。
筆者も普段使っているマルチ内蔵のルーパーを練習で常用しています。
単体ボード用には、別途導入を検討しています。
Q3. 何トラックあれば足りる?
A. コード伴奏にソロを重ねる程度なら、1トラックで十分です。
パートを個別に止めたり重ねたりしたい場合は、2トラック以上を検討してください。
3トラック以上は、ライブでの多層的なパフォーマンスを想定した人向けです。
Q4. 録音時間はどのくらい必要?
A. 通常のコード伴奏なら数分程度で十分です。
長尺のアンビエント作品や、複数曲分をまとめて保存したい場合は話が別です。
JamMan Solo XTやAeros Loop Studioが候補です。
Q5. 弾き語りとバンドで使い方は変わる?
A. 弾き語りでは、コード・メロディ・ハーモニーを1人で重ねる用途が中心になります。
複数トラック型が向いています。
バンドでは、間奏やソロパートの一時的な伴奏作りに使われることが多いです。
シンプルな1ボタン型でも十分対応できます。
ルーパーエフェクター 全10モデル横断比較表
| モデル名 | タイプ | トラック数 | 録音時間目安 | 価格帯(税込目安) |
|---|---|---|---|---|
| BOSS RC-1 | シンプル1ボタン型 | 1 | 最大12分 | ¥14,000〜15,400 |
| BOSS RC-5 | 高機能コンパクト型 | 1(99フレーズ) | 最大13時間 | ¥24,100〜24,970 |
| BOSS RC-500 | 高機能コンパクト型 | 2 | 最大13時間 | ¥38,500〜44,000 |
| TC Electronic Ditto 2 | シンプル1ボタン型 | 1 | 最大10分 | ¥14,000〜16,000 |
| Electro-Harmonix 22500 | デュアル/マルチトラック型 | 2(ステレオ) | 最大12時間 | ¥35,000〜43,000 |
| DigiTech JamMan Solo XT | デュアル/マルチトラック型 | 1(拡張可) | 最大35分 | ¥15,700〜17,000 |
| Boomerang III | デュアル/マルチトラック型 | 3〜4 | 機種依存 | ¥55,000〜75,000(海外通販中心) |
| Mooer Micro Looper | シンプル1ボタン型 | 1 | 最大30分 | ¥9,000〜10,000 |
| Aeros Loop Studio | プレミアム/タッチスクリーン型 | 最大6 | 最大48時間 | ¥71,500〜80,300 |
| Pigtronix Infinity 3 | プレミアム/タッチスクリーン型 | 2 | 機種依存 | ¥85,000〜95,000(推定) |
ルーパーはこんな人におすすめ
- 最初の1台はBOSS RC-1。シンプル操作で失敗しない
- とにかく安く試したいならMooer Micro Looper
- 複数パートを重ねたいならElectro-Harmonix 22500。音質も妥協しない
- プロ仕様を求めるならSingular Sound Aeros Loop Studio。タッチスクリーンで視覚的に管理
- 「まず1ボタン型で使い方を把握 → 必要ならマルチトラック機」の順番が後悔しない選び方
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