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AmpliTube 5 MAX v2レビュー|セール価格・エディションの違いをギタリストが解説

エフェクター特化ブログ『ヤツのエフェクター』へようこそ。

「アンプシミュレーターって、どれも似たような音じゃない?」

そう思っていた時期が、筆者にもありました。

Logic Pro付属のアンプやGuitar Rig、BIAS FX。
どれもクオリティは高いけれど、どこか「っぽい音」止まり。特にFenderのクリーントーンを求めると、そのもどかしさを感じていました。

ところがAmpliTube 5 MAXを使い始めてから、その感覚が完全に変わりました。画面に表示される「Fender」のロゴが、他のソフトとは根本的に違う意味を持っていたからです。

この記事では、ギタリスト・DTMer目線でAmpliTube 5 MAXを徹底レビューします。

💡 購入前に必ずセール価格を確認

  • 公式が期間限定セールを繰り返している製品です
  • 値引き率や開催時期は毎回変わります。通常価格のまま買う前に、セール中かどうかを確認するのがおすすめです
  • 購入前にPlugin Boutiqueの製品ページで現在の価格を確認してください
  • Plugin Boutiqueにアカウントを作っておくと、セール情報のメールを受け取れます
  • 海外サイトでの支払いが初めてならPlugin Boutiqueは安全?も参考にどうぞ

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この記事でわかること

  • CS・SE・無印・MAX v2の違い(ギア数・同時使用数・レコーダー)
  • MAX(v1)からv2で何が変わったか、アップグレードの考え方
  • FenderロゴがLogic付属と根本的に違う理由
  • プリセットだけで最強な理由(あのバンド名プリセットの話)
  • ToneNETで他人のセッティングから学べる仕組み
  • Logic ProユーザーのDTM実用レビュー


AmpliTube 5 MAX v2はPlugin Boutiqueで購入できます。セールが繰り返し行われる製品のため、購入前に必ず現在の価格を確認してください。

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いちばん値下がりしやすいのは、11月のブラックフライデーです。

ブラックフライデーで狙い目のDTMプラグインをまとめた記事はこちら

AmpliTube 5 MAXとは?まず数字で把握する

AmpliTube 5 MAXはギター・ベース向けアンプシミュレーターの最上位エディションです。
開発はイタリアのIK Multimediaが手がけています。

AmpliTube 5 MAX スペック概要

  • 収録ギアモデル数:435種(MAX v2)
  • 公式ライセンスブランド:18のブランド/アーティストコレクション(Fender、Mesa/Boogie、Orange、Brian Mayなど)
  • 対応フォーマット:スタンドアロン、AAX、AU、VST2、VST3
  • 内蔵レコーダー:8トラック
  • 同時使用:最大57モデル(アンプは最大3台)
  • コミュニティ:ToneNET(プリセットの共有サービス)
  • 販売:Plugin Boutiqueほか

435種の内訳は次のとおりです(公式のバージョン比較ページより)。

  • ストンプ:111
  • アンプ:111
  • キャビネット:106
  • スピーカー:33
  • マイク:18
  • ラックエフェクト:48
  • ルーム:8

ただの「数合わせ」ではなく、各ブランドが公式監修した本物のモデリングが揃っています。その意味は次のセクションで詳しく解説します。

AmpliTube 5 Fenderクリーンアンプ一覧

AmpliTube 5のエディション比較——MAXとv2の違いは?

「どのエディションを買えばいいのか」「v1とv2で何が変わったのか」という疑問をよく見かけます。結論から言うと、予算が許すならMAX v2がおすすめです。理由を整理します。

エディション別ギア数の比較

数字は、IK Multimedia公式のバージョン比較ページで確認したものです。

AmpliTube 5 エディション比較

エディション 収録ギア数 レコーダー/同時使用 こんな人向け
CS(無料) 41種 2トラック/24モデル まず試したい人
SE 80種 8トラック/57モデル 入門・宅録を始めたい人
無印(5) 約180種 8トラック/57モデル 中級者・本格宅録
MAX v2 ★ 435種 8トラック/57モデル 公式ライセンスの本物をまとめて使いたい人

無印のギア数は、公式ページ間で183種と170種に分かれています。ここでは「約180種」としました。

SE・無印との違いは、ギア数とライセンスコレクションの量です。
MAX v2には、FenderやOrangeなど18のコレクションが入っています。

SE・無印に含まれるコレクションは、公式の比較表に明記がなく未確認です。
買う前に、公式ページで「使いたいアンプが入っているか」を見ておくと安心です。

「AmpliTube 5 MAX」と「v2」の違い

2023年4月のアップデートで「AmpliTube 5 MAX v2」となりました。「v1」という正式名称はありません。
アップデート前は単に「AmpliTube 5 MAX」と呼ばれていました。v2での主な追加内容は以下の通りです。

  • AmpliTube MESA/Boogie 2コレクションが追加
  • X-GEARソフトウェア版4種(X-DRIVE / X-SPACE / X-TIME / X-VIBE)が追加

v2は、2023年4月のIK製品ラインの刷新発表で登場しました。

すでにAmpliTubeやIK製品を持っている人のアップグレード

旧MAXやSE・無印の所有者向けに、アップグレード版が販売されています。
公式は、IKアカウントで対象かどうかを確認するページを案内しています。

対象になる製品と条件は、時期やセールで変わります。
海外の販売店には「$99以上のIK製品の所有者向け」とうたう商品もありました。日本での条件は未確認です。

通常版とアップグレード版のどちらが安いかは、購入前にアカウントで確かめるのが確実です。
所有製品の一覧は、IKのアカウントページで見られます。

結局どれを選ぶ?


まず無料のCSで操作感を試すのがおすすめです。
気に入ったら、使いたいブランドが入ったエディションを選びましょう。
複数のコレクションを使いたいなら、まとめて入るMAX v2が割安になりやすいでしょう。

なぜFenderロゴが「本物」なのか?Logic付属との決定的な違い

AmpliTube 5 MAXを初めて開いたときです。
筆者が最初に感じたのは「あれ、このFenderロゴ……本物じゃないか?」という違和感でした。

Logic ProにもAmpDesignerというアンプシミュレーターが付属しています。
クオリティは十分高い。でも、どのアンプもジャンル名・特徴名で呼ばれるにとどまります。

「American Clean」「Brit Crunch」のような名前です。「Fender Twin Reverb」とは書いていない。

一方、AmpliTube 5を開くと…

AmpliTube 5 Fender 65 Twin Reverb デュアルシグナルチェーン

「'65 Twin Reverb」「'57 Champ」。
Fenderの固有モデル名がずらりと並んでいます。そして画面上にはFenderの公式ロゴが堂々と表示されている。

これは偶然でも雰囲気でもありません。

IK MultimediaとFenderは正式ライセンス契約を結んでいる

AmpliTubeの公式サイトには、以下の記載があります。


「FENDER™ および全FENDERアンプ、ロゴ、トレードドレスはFMIC(Fender Musical Instruments Corporation)の商標であり、ライセンスのもとで使用されている」

さらにFenderコレクションの開発はIK Multimediaだけで行われたのではありません。
Fenderのエンジニアとサウンドの専門家が全工程に参加しています。
サウンドの認証も行われました。

つまり、AmpliTube 5のFenderアンプは:

  • Fender本社が「これはうちのサウンドだ」と認めたモデリング
  • 固有モデル名('65 Twin Reverb等)を正式に名乗れる唯一のソフト
  • Fenderのロゴを正式に表示できる公式コラボ製品

Logic付属の「American Clean」も悪くはありません。
それでもFenderが公認した'65 Twin Reverbとは別物です。この違いは、実際に弾いてみると音の説得力としてはっきり感じられます。

Fenderだけじゃない。公式ブランドの幅がすごい

AmpliTube 5 公式ライセンスブランドコレクション一覧

上の画像を見てほしいのです。
FenderやFulltone、Seymour Duncan。

T-REXやWampler、ZVEXも並びます。
エフェクターギタリストなら目を引くブランドが公式ロゴ付きで揃っています。これだけのブランドが正式ライセンスを与えています。
それだけIK Multimediaのモデリング技術が信頼されている証拠です。

AmpliTube 5 Fenderエフェクターコレクション

Fenderはアンプだけでなく、エフェクターも公式収録されています。'63 ReverbにBlender、Tape Echo。
筆者は実機のFender Shields Blenderを所有しています。

AmpliTube上のBlenderを開いたとき、その再現度に素直に驚きました。

プリセットだけで最強説——「あのバンドの曲名」プリセットの話

AmpliTube 5を開いてまず圧倒されるのが、プリセットの質と量です。

しかし筆者が特に面白いと感じるのは、プリセットの名前にあります。

プリセット名が露骨すぎる

AmpliTube 5 ToneNET ショーゲイズ系のサウンド名一覧

これは筆者がToneNETで収集したサウンド名の一覧。ユーザーたちがアップロードしたトーンには、こんな名前が並んでいます。

思わずニヤリとするサウンド名(ToneNET・筆者自作より)

  • Whole Lotta Page(Led Zeppelin + Jimmy Page、一瞬でわかる)
  • johnny computer(Jonny Greenwood × OK Computer)
  • Another Generic Shoegaze Preset(自虐的なのに音が最高)
  • Souvlaki - A Dream Pop Tone(Slowdiveの名盤そのまま)
  • molchat doma(ポストパンクファン垂涎)
  • hitsujibungaku more then words(羊文学!)
  • 90s Shoegaze Reverse Rhythim(90年代シューゲイズ愛が滲む)

著作権の都合でバンド名や曲名を直接名付けられないことも多いのでしょう。
それでもギタリストなら一瞬で「あ、あれだ」とわかる命名センスです。そしてそのトーンを読み込むと、本当にあのバンドの音がする。

AmpliTube 5 プリセット Whole Lotta Page Red Pigアンプ

これはAmpliTube付属のプリセット「Whole Lotta Page」。Led Zeppelinの名曲とJimmy Pageの名前を掛けた、わかる人にはすぐわかる命名です。ちなみにプリセットリストには「johnny computer」という名前も並びます。
Jonny GrenwoodとOK Computerを同時に想起させる命名です。このあたりのセンスがたまりません。選んだ瞬間に立ち上がるのは「Red Pig」というアンプです。

見るからにヴィンテージな赤いMarshall系の見た目。鳴らした瞬間にあのPlexiサウンドが飛び出してきます。

AmpliTube 5 ToneNET Another Generic Shoegaze Preset Electric Gypsyコレクション JH1200

「Another Generic Shoegaze Preset」というプリセットがあります。
ToneNETから拾ってきたトーンです。Electric GypsyコレクションのJH1200アンプを使っています。

デュアルシグナルチェーン構成です。

自虐的な名前に反して、弾いた瞬間に本格的なウォールオブサウンドが出てきます。筆者はショーゲイザー好きとして、このトーン名に思わず笑いました。

プリセットはエフェクターの教科書でもある

プリセットの凄さはサウンドだけではありません。各プリセットのシグナルチェーンを見ることで、エフェクターの使い方・接続順の正解例が学べます。

  • コンプはアンプの前?後?
  • EQはどこに入れるのが効果的?
  • モジュレーション系はアンプの前か後か?

「ここにEQが入るのか」という発見が、プリセットを眺めているだけで次々と出てきます。リアルペダルボードを組む前の予習としても、AmpliTubeのプリセット研究は非常に有益です。

ToneNETで他人のセッティングから学ぶ

AmpliTube 5には、ToneNETというコミュニティ機能が内蔵されています。

世界中のユーザーが自分のプリセット(シグナルチェーン設定)を公開・共有しています。
それをそのままAmpliTube 5内に読み込んで試せます。世界中のユーザーが作ったセッティングに、AmpliTubeを持っていれば無料でアクセスできます。

AmpliTube 5 ToneNET AC/DC プリセット検索結果

上の画像はToneNET内で「acdc」と検索した結果です。「Back in Black - ACDC」「ACDC Highway to Hell v2」。
「ACDC Tone Malcolm Young」といった名前も並びます。

あのバンドの曲ごとに世界中のユーザーが作り込んだセッティングがズラリと揃っています。

好きなバンド名・アーティスト名で検索するだけで、そのサウンドに近いセッティングが即座に見つかる。これは他のアンプシミュレーターにはない強みです。

ToneNETでできること

  • 世界中のユーザーのシグナルチェーンをそのまま読み込める
  • アーティスト名・バンド名・曲名で検索できる
  • VIPアーティスト(Slashなどプロギタリストのオフィシャルプリセット)も無料
  • 気に入ったプリセットは「いいね」してAmpliTube内に保存
  • 自分のプリセットを公開してフィードバックをもらえる

特に面白いのが、プロが作ったシグナルチェーンを分解して学べる点です。「このプリセット、アンプの後にEQが入ってる。なるほど、こういう使い方があるのか」という発見が止まりません。エフェクターボードを組み始めたばかりの方へ。
ToneNETは世界一コスパの良いエフェクター教室です。


ToneNETはAmpliTubeを持っていれば無料で使えます。Plugin Boutiqueでセール時に購入するのが最もお得です。

DTMでの実用性——Logic Proとの組み合わせ

筆者はLogic ProをメインDAWとして5年以上使っています。
AmpliTube 5はAudio Unitsプラグインとして常用中です。

Logic Proとの相性

AUプラグインとして問題なく動作します。レイテンシーも実用範囲内で、宅録のギタートラックに直接インサートして使えます。Logic付属のAmpDesignerより設定項目が多い分、最初は少し戸惑います。
慣れれば音作りの幅が格段に広がります。

スタンドアロンとしての活用

AmpliTube 5はDAWなしでスタンドアロンでも動作します。
8トラックのレコーダーが内蔵されています。「ちょっとリフを録っておきたい」というときです。
Logicすら立ち上げずAmpliTubeだけで完結できるのは地味に便利です。またスタンドアロンのライブモードを使えば、ステージ上でのPCアンプとしても機能します。

AmpliTube 5 MAXはこんな人におすすめ

こんな人におすすめ

  • Fenderのクリーントーンを本物に近い形で宅録したい人
    Logic付属の「American Clean」では物足りなくなってきた方に。公式ライセンスの'65 Twin Reverbが使えます。
  • プリセットから入って音作りを学びたい初心者〜中級者
    バンド名・曲名を想起させるプリセット名を見ながら「あのバンドの音はこう作るのか」と楽しく学べます。
  • エフェクターの接続順・使い方を体系的に学びたい人
    ToneNETに公開されたシグナルチェーンを読むだけで実践的な知識が身につきます。
  • 多ジャンルに対応できる一本を探している人
    Fenderのクリーンからメタルまで、MAXなら435種のギアで一本でカバーできます。
  • Logic Proユーザーでプラグインを拡充したい人
    AUフォーマット対応で、Logic上でシームレスに使えます。

こんな人には向かないかも

  • シンプルに一つのジャンルだけ使いたい人
    MAXは最上位版なので価格が高め。特定ジャンルだけなら通常版や個別コレクションで十分な場合もあります。
  • 低スペックPCを使っている人
    435種のモデルを抱えるMAX版はそれなりにCPUリソースを使います。

まとめ——「本物のFenderロゴ」がある理由、わかりましたか?

AmpliTube 5 MAXをひと言で表してみます。
「公式ライセンスの本物が435種揃っているプラグイン」です。

Logic付属のアンプは「American Clean」と名乗ります。
Fenderの許可なしにFenderと名乗れないからです。AmpliTube 5は「'65 Twin Reverb」と堂々と名乗ります。

Fender本社が監修・認証した正規のモデリングだからです。

プリセット名を見ているだけで「あのバンドはこういう音を作っていたのか」と学べます。
ToneNETで世界中のユーザーのセッティングにアクセスできる教育的価値もあります。

そして公式ライセンスブランドの圧倒的な数。長年アンプシミュレーターを使い続けてきた筆者が、現時点で最もおすすめできる一本です。


AmpliTube 5 MAX v2はPlugin Boutiqueで扱われています。セールが繰り返し行われる製品です。購入前に現在の価格を確認するのがおすすめです。

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DTM環境をまるごと強化したい方へ:Total Studio 5 MAXという選択肢もあります。AmpliTube 5 MAXを含む160以上のIKソフトウェアがセットになっています。T-RackSやSampleTank、TONEX MAXなども一緒に手に入ります。
本格的な宅録環境を一気に揃えたい方にはこちらがお得です。

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  • この記事を書いた人

Ryo

エフェクター歴13年のギタリストが、歪み・空間系からマルチエフェクターまで、機種別レビュー、使用アーティストの機材、選び方を解説するエフェクター専門ブログ。

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