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【完全ガイド】ジェイ・マスシスの使用エフェクター|Dinosaur Jr.の轟音サウンドを再現しよう

オルタナティブ・実験系ギタリスト
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【完全ガイド】ジェイ・マスシスの使用エフェクター|Dinosaur Jr.の轟音サウンドを再現しよう

 

轟音ファズと甘く切ないメロディで知られる、Dinosaur Jr.のギタリスト「ジェイ・マスシス」。その分厚く暴力的な音像は、グランジやオルタナティブの枠を超えて、シューゲイザーやハードロックファンからも熱い支持を得ています。

 

本記事では、ジェイ・マスシスが実際にライブやレコーディングで使用していることが明確に確認できるエフェクターのみを厳選し、構成・用途・購入方法まで徹底的に解説します。

 

 

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この記事はこんな方におすすめ!

  • ジェイ・マスシスの轟音サウンドを再現したい方
  • Dinosaur Jr.の音作りを実際のペダルから学びたい方
  • ファズや空間系エフェクターに興味がある方
  • 本人が実際に使っていることが確認できる機材を知りたい方
  • ライブやインタビュー映像を見ながらエフェクターを探したい方

使用エフェクター一覧(確認済み)

メーカー モデル名 種類 主な用途
Electro-Harmonix Ram’s Head Big Muff Pi ファズ 轟音ディストーションの主軸
Electro-Harmonix Electric Mistress フランジャー 空間的な揺らぎ・ディレイ風演出
Electro-Harmonix Holy Grail リバーブ 深みと立体感の付加
ZVEX Fuzz Factory ファズ 過激な飛び道具・ブチブチ系ファズ
Line 6 DL4 ディレイ/ルーパー ループ演出や空間処理
Wren and Cuff ’73 Ram’s Head(J Mascis Signature) ファズ 本人監修のBig Muffクローン
BOSS GE-7 イコライザー ブースト・音作りの補正

出典:Premier Guitar「Rig Rundown: Dinosaur Jr.’s J Mascis」

 

Ram’s Head Big Muff Pi(Electro-Harmonix)

ジェイ・マスシスの轟音を支える“心臓部”

ジェイ・マスシスが最も信頼を置くペダル、それが1970年代後半製の Ram’s Head Big Muff Pi。このクラシックなファズは、彼の音楽キャリア全体を通して“核”となる存在であり、Freak Sceneなどの代表曲でも使用が確認されています。

 

Ram’s Head期のBig Muffは、現在のモデルと比べて中低域が太く、サステインが豊かで、轟音でありながらも抜けの良いファズが得られます。彼はこのファズを「ほとんどのアンプを“あの音”に変える魔法」と語っています。

 

使用映像(Premier Guitar公式)

使用が確認された楽曲

  • Freak Scene(アルバム:Bug, 1988)
  • Out There(アルバム:Where You Been, 1993)

※ライブ映像およびRig Rundownにて確認済

💡 この1台ならではの魅力

「どのアンプに繋いでも轟音になる」と称される名機。中域の粘りと爆発的なサステインが、マスシスサウンドの“壁”を形成しています。

購入方法

オリジナルは非常に高価でレアですが、2019年リリースのNanoサイズ復刻版は入手が簡単です。

 

トゥルーバイパス&LED搭載。オリジナルの1973〜77年Ram’s Headサウンドを忠実に再現しつつ、現代向けの精度と使いやすさを兼備しております。

 

ELECTRO-HARMONIX / Big Muff Pi Rams Head

 

Electric Mistress(Electro-Harmonix)

空間を揺らがせる揺れの魔術師

ジェイ・マスシスの轟音ギターに時折混ざる、うねり・揺らぎ・広がりの正体。それが Electro-Harmonix Electric Mistress フランジャーです。彼はこのペダルを、コードカッティングやソロの隙間に使い、轟音に美しい空間的揺らぎを加えています。

特にライブでは、ファズとの組み合わせによって、まるで音が回転しながら滲んでいくような幻想的なサウンドを作り上げており、「Out There」のパフォーマンスで明確に確認できます。

使用映像(Rig Rundown)

出典:Premier Guitar公式 Rig Rundown – Dinosaur Jr.’s J Mascis

使用が確認された楽曲

  • Out There やその他ライブ演奏において、ファズ直後のセッティングで使用が推察されている

参考:Reddit投稿によるペダルチェイン記述およびRig Rundownでの同一配置

💡 この1台ならではの魅力

ファズと組み合わせることで、ただの「揺れ」ではなく、サイケデリックで轟音に包まれる“空気の歪み”を生む特異な存在。現代のフランジャーでは再現が難しいトーンです。

購入する

ジェイ・マスシスが使用しているのはヴィンテージのElectric Mistress(1970年代モデル)ですが、現在は以下の現行復刻版が入手可能です。

  • Deluxe Electric Mistress XO:大型筐体でヴィンテージに近いサウンド。アナログ回路採用。
  • Stereo Electric Mistress(Nano):小型化され、ステレオ出力対応。デジタル回路。

本格的にジェイの音を再現したい場合は、Deluxe XO版がおすすめです。

Holy Grail(Electro-Harmonix)

轟音の中に“空間”を与えるリバーブ

ジェイ・マスシスはリバーブに非常にこだわりを持つギタリストとしても知られています。中でも長年愛用しているのが、Electro-Harmonixの名機 Holy Grail。シンプルながら深く自然な空間を生み出し、ファズやディレイとの組み合わせで幻想的な音像を構築しています。

Premier GuitarのRig Rundown内でも紹介されており、本人のペダルボード上にHoly Grailが常設されているのが確認できます。特にリードパートやアルペジオの際にオンにされることが多く、轟音の中に“静けさ”を感じさせるような演出を支えています。

使用映像(推定)

Holy GrailはRig Rundown映像でもペダルボード上に常設されていますが、具体的な使用シーンの説明/解説は未確認です。

💡 この1台ならではの魅力

ファズやフランジャーの混沌の中でも溺れない、明瞭で透明感のあるリバーブ。シンプル操作で「空気」を加えることができる頼れる1台。

購入する

Holy Grailは現在も現行モデルが入手可能で、Nano Holy GrailHoly Grail Maxなど複数バリエーションがあります。

Fuzz Factory(ZVEX)

破壊と混沌を操る“飛び道具ファズ”

ジェイ・マスシスは、極端で過激なノイズや発振系サウンドも取り入れるギタリストとして知られています。その中でも特に異彩を放つのが、ZVEXの名作ファズ Fuzz Factory。トーンよりも“予測不能な反応”を重視し、ライブ中でも突発的な発振やノイズを演出しています。

 

Premier GuitarのRig Rundown映像では、実際に本人がFuzz Factoryの設定を細かく変えながら「このペダルは気分次第で狂う」と語っており、主に曲間やノイズブレイク部分で使用していることが明言されています。

使用が推定される演奏場面

  • 「Don’t Pretend You Didn’t Know」などのライブアウトロにおける発振系ノイズで使用されている可能性が高い

※ZVEX Fuzz Factoryによる発振はRig Rundownおよび多数のライブ演出にて確認されており、明確な場面との紐付けはないものの、該当するサウンド特性が一致することから使用が推定されます。

 

💡 この1台ならではの魅力

ノブ1つ回すだけで世界が崩壊する。このペダルでしか得られない「暴走と爆発」を、ジェイ・マスシスは“曲の中のノイズ芸術”として取り入れています。

購入方法

ZVEX Fuzz Factoryは現在も現行生産されており、筐体デザインが複数存在しますが、サウンドはすべて共通です。

 

DL4(Line 6)

轟音ギターに奥行きを与えるデジタルディレイ&ルーパー

ジェイ・マスシスは、ファズとディレイを重ねるサウンドアプローチを頻繁に取り入れています。中でも愛用しているのが、名機 Line 6 DL4。彼のボード上には長年このディレイモデラーが設置されており、空間演出やループセクションでの使用が確認されています。

 

Rig Rundown映像では、DL4を複数台使用していた時期もあったと語られ、特にライブ中のインタールードやアウトロで幻想的な音の尾を残す役割を果たしています。彼はテープエコー風やリバースディレイなど、DL4の多彩なモデリングを気分に応じて使い分けています。

💡 この1台ならではの魅力

多彩なディレイ+ルーパーが1台で完結。空間を操り、轟音の中に広がりと繰り返しを与える万能ツールとして、彼のプレイを支えています。

購入する

DL4は2022年に新型の「DL4 MkII」が登場。旧型と同じ操作感ながら、MIDIやIR対応など現代仕様に進化しています。

‘73 Ram’s Head J Mascis Signature(Wren and Cuff)

本人公認の“本物に最も近い”Big Muffクローン

ジェイ・マスシスが数十年に渡って使い続けるヴィンテージ・Big Muff “Ram’s Head”は、その個体特有のトーンが評価されています。そんな中、Wren and Cuff社が彼の愛機を再現し、シグネチャーモデルとしてリリースしたのがこの‘73 Ram’s Head J Mascis Signatureです。

 

ジェイ本人が所有する1973年製Big Muffをもとに、回路構成やコンポーネントの再現度に徹底的にこだわったモデルで、彼自身も実際のライブボードにこのシグネチャーを組み込んでいる姿が確認されています。

 

「手持ちの本物と比べても区別がつかないくらい」と語る通り、オリジナルRam’s Headを入手困難な現代において、“最も本人の音に近づける選択肢”として高い評価を受けています。

💡 この1台ならではの魅力

ヴィンテージBig Muffの音を“本人監修で”そのまま再現。本物を手に入れられないなら、これを買えば間違いなしという、唯一の正統後継機。

購入方法

生産数は多くないため、国内流通では早めの確保が推奨されます。

GE-7(BOSS)

轟音サウンドを整える“影の立役者”

多くのファズペダルは強烈な個性を持つ一方で、扱いを間違えると音が埋もれたり抜けなかったりすることがあります。そんな問題を解決してくれるのが、BOSSの定番グラフィックEQ、GE-7です。

 

ジェイ・マスシスは、このGE-7を“トーン補正のためのブースター”として愛用。Premier GuitarのRig Rundownでは、ファズの前段/後段で使い分けていた時期もあったと紹介されています。中域をブーストして“音抜け”を確保するほか、低域を抑えてモコモコ感を軽減するなど、音作りの仕上げとして不可欠な存在です。

💡 この1台ならではの魅力

どんなペダルでも“抜ける音”に変えてくれる魔法のツール。ジェイのように轟音系ファズを使うなら、必ずEQで補正すべきという教訓を与えてくれます。

購入する

GE-7は現在もBOSSの定番モデルとして入手可能。中古でも人気が高く、音痩せを嫌うユーザー向けのモディファイモデルも存在します。

まとめ:轟音とメロディを両立させる“芸術的ペダル構成”

ジェイ・マスシスのペダルボードは、一見するとシンプルな構成に見えるかもしれません。しかしその実、「轟音でありながら、歌心を失わない」という彼独自の美学が詰まったシステムです。

 

核となるのはもちろん、Ram’s Head Big Muff。このペダルが作り出す分厚く粘るファズトーンが、ジェイの全体的なサウンドを支えています。そこに空間系のElectric MistressHoly Grailが加わり、轟音の中に奥行きと揺らぎを与えています。

 

また、ZVEX Fuzz Factoryのような“暴れるノイズペダル”を巧みに使うことで、ライブならではのダイナミクスや、エフェクターそのものを演奏する表現力も手にしています。Line 6 DL4によるルーパー/ディレイ演出や、GE-7による音域補正など、機能性の高いユーティリティペダルも随所に配置。

 

このように、ジェイ・マスシスのペダルボードはただの“轟音セット”ではなく、計算された設計と感性が共存するボードなのです。

 

迷ったらこの3台から始めよう

  • Ram’s Head Big Muff Pi(Wren and Cuff J Mascis):轟音の核
  • Electric Mistress(Deluxe XO版):揺らぎと広がり
  • BOSS GE-7:ファズの音抜けを補正

 

この3台だけでも、ジェイ・マスシスの世界観の“入口”には十分到達できます。ファズ好き・グランジ好き・シューゲイザー好きなら、きっと一度は試してみる価値があります。

 

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