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Arturia Tape MELLO-FI レビュー|楽曲の最終調理に使えるテープエミュレーター

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Arturia Tape MELLO-FIを使い始めてから、楽曲の「最終調理」が変わりました。

ギター歴13年・DTM歴5年の筆者が、Tape MELLO-FIを実際に愛用している立場から率直にレビューします。結論から言うと、「薄くかけるだけで楽曲に生っぽい色がつく」という体験は、他のプラグインではなかなか味わえないものです。


・Tape MELLO-FIの率直なレビュー(実際の使い方ベース)
・ミックスバス・ドラム・ギター・ボーカルそれぞれの使い方
・どんな人・ジャンルに向いているか
・Plugin Boutiqueでの購入方法

Tape MELLO-FIとは?MellotronからヒントをえたテープエミュレーターをArturiaが製品化

Tape MELLO-FIはフランスの音楽ソフトウェアメーカーArturia(アルトゥーリア)が開発したテープエミュレーター& lo-fiエフェクトプラグインです。

サウンドのベースになっているのはArturiaの名作シンセプラグイン「Mellotron V」です。テープリール、アナログ回路、そして経年劣化によって生まれるMellotron特有のサウンド——フラッター、グレイン、コンプレッション——をプラグインとして再現しています。

Arturia Tape MELLO-FI デフォルト画面 UIがシンプルで直感的

主なコントロールはこれだけです。

  • Noise:テープノイズの量
  • Flutter:テープのゆらぎ(高速な揺れ)
  • Wow:テープのゆらぎ(低速な揺れ)
  • Wear:テープの経年劣化感
  • Mechanics:テープメカニズム由来のノイズ
  • Distortion / Boost:歪みと音圧の強化
  • Stereo Width:左右でWowとFlutterにオフセットをかけるワイドサウンド機能

プリセットは25種類収録されており、lo-fiなものからさりげないテープ感まで幅広くカバーしています。

Arturia Tape MELLO-FI プリセット一覧

Tape MELLO-FI レビュー|実際の使い方と率直な感想

①ミックスバスに薄くかける:楽曲全体にグルーブ感と生っぽさが出る

最もよく使っているのがこの使い方です。完成した楽曲のミックスバスにTape MELLO-FIを薄くかけると、一気に楽曲に生っぽい色がつきます。

デジタルで打ち込んだ楽曲はどうしても「無菌室感」が出てしまいがちです。Tape MELLO-FIをミックスバスに挿してWowとFlutterをほんのわずかに上げるだけで、楽曲全体のグルーブ感が上がり、まるでテープに録音したような質感になります。

Arturia Tape MELLO-FI Late Night Driveプリセット ミックスバス使用例

強めにかければlo-fiな楽曲に仕上げることもできます。Softcore、Post Punkなど、ざらっとした質感が欲しいジャンルとは相性が抜群です。薄くかけるかしっかりかけるかで全然違う表情になるのが、このプラグインの懐の深さだと思っています。

②ドラムに挿す:打ち込みドラムに一気に温かみが出る

筆者はドラムトラックにはほぼ必ずTape MELLO-FIをかけています。打ち込みのドラムに挿した瞬間に温かみが出て、叩いた感じが出るのです。

Arturia Tape MELLO-FI Drum Warmerプリセット ドラムへの使用例

DAWで打ち込んだドラムはリアルさに欠けることが多く、サンプル音源でも「貼り付けた感」が残りがちです。Tape MELLO-FIのWearやNoiseをわずかに足すだけで、ドラムに空気感と人間味が生まれます。特にスネアやハイハットのアタック感がほどよく丸くなる効果は、他のプラグインで代替しにくいです。

③ギター・ボーカルに薄くかける:サチュレーションとして使う

ギタートラックやボーカルにも薄くかけることで、サチュレーションに近い効果が得られます。倍音が足されてトラックが前に出てくる感覚があり、単純なEQやコンプでは出せない質感を加えられます。

特にクリーンギターやアコースティックな音源との相性が良く、デジタルの硬さをほんのり溶かしてくれます。

どんなジャンル・用途に向いているか

Tape MELLO-FIは特定のジャンルに限らず、幅広い音楽制作で使えます。

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こんな使い方・ジャンルにおすすめ
・ミックスバスに薄くかけてグルーブ感を上げたい
・打ち込みドラムに温かみと生感を足したい
・Softcore、Post Punk、Lo-fi系の楽曲制作
・ギター・ボーカルのサチュレーション代わりに使いたい
・完成した楽曲の最終仕上げに質感を加えたい
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Tape MELLO-FIの購入方法

Tape MELLO-FIはPlugin Boutiqueで購入できます。Arturiaのプラグインなので、購入後はArturiaのアカウントを作成してライセンス認証を行います。Arturia Software Center(無料)をインストールしてから認証する流れです。

購入前に必ずPlugin Boutiqueで現在価格を確認してください。Arturiaは定期的にセールを行うため、セールを狙って購入するのがおすすめです。


ArturiaのFX Collectionというエフェクトバンドルにも含まれています。複数のArturiaエフェクトに興味がある場合はバンドルの方がお得になることがあります。

まとめ:Tape MELLO-FIは「楽曲の最終調理」に使えるプラグイン

Tape MELLO-FIをひと言で表すなら、「楽曲に生っぽさとグルーブ感を加える最終調理のプラグイン」です。

薄くかければサチュレーション的な質感を加えられ、強くかければlo-fi・Post Punk・Softcoreのような質感に仕上げられる。ドラムに必ずかけたくなる温かみ、ミックスバスに挿したときの楽曲全体のまとまり感——これだけの体験ができるプラグインとして、手元に置いておく価値は十分にあります。

📝 この記事のまとめ

  • MellotronからインスパイアされたArturiaのテープエミュレーター
  • ミックスバスに薄くかけるだけで楽曲全体にグルーブ感と生っぽさが出る
  • 打ち込みドラムに温かみを加えるのに特に効果的
  • ギター・ボーカルにはサチュレーション代わりとして使える
  • Softcore、Post Punk、Lo-fi系との相性が抜群
  • 薄くかけるか強くかけるかで全く違う表情になる懐の深さが魅力
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  • この記事を書いた人

Ryo

社会人として働くかたわら、週末はオルタナティブロックバンドでギターを担当しています。My Bloody Valentine、Radiohead、Oasisに影響を受け、シューゲイザーを中心に活動。エフェクターの沼にどっぷりはまって13年が経ちました。 このブログ「ヤツのエフェクター」では、自分が実際に使った機材はリアルな体験をもとに、アーティストの機材情報は一次情報・信頼できる出典に基づいて書くことをモットーにしています。確定情報と推測は明確に区別し、スペックのコピペにならないよう心がけています。

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