【徹底解説】RATMトムモレロのエフェクターボード構成|Whammy・Phase 90・DD-3のセッティングと音作り
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トムモレロが愛用していたエフェクターは?

トムモレロのボードは意外にも10個未満の構成です。大量のエフェクターではなく、限られた機材の組み合わせで独創性を生んでいます。
「ギターから汽車の汽笛を出す」という発想を持つ彼ですが、中心となるのはWhammyのピッチシフト、Phase 90のうねり、DD-3を2台使った空間系です。これらを組み合わせることで、あの「え?ギターでこんな音出せるの?」と驚かされるサウンドが生まれています。
特徴的なのは、それぞれのエフェクターを飛び道具としてではなく、楽曲の核として使っている点です。Whammyは単なるソロの装飾ではなくリフの一部として機能し、Phase 90はイントロの主役を務めています。
| 音色 | エフェクター | メーカー |
| ワーミー | Whammy WH-1 | Digitech |
| フェイザー | Phase 90 | MXR |
| マルチ | XP-300 Space Station | Digitech |
| ディレイ | DD-3(2台) | BOSS |
| ワウ | GCB-95 CRYBABY | JIM DUNLOP |
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Digitech Whammy WH-1|ピッチシフターの飛び道具

Whammyは最大2オクターブのピッチシフトが可能で、エクスプレッションペダルで音程を動かせます。通常はソロでの飛び道具的な使い方が多いですが、トムモレロは楽曲の核として活用しています。
代表例は「Killing in the Name」のギターソロです。あの急激に上昇するピッチ変化がWhammyによるものです。AudioslaveやRATMの楽曲で印象的に使われています。
Whammyは他のエフェクターと違い、足でペダルを動かしながら演奏する必要があります。そのため立ち位置や演奏フォームまで考慮する必要がある、かなり演奏技術を要するペダルです。
トムモレロのWhammyセッティング
公式なセッティング情報は公開されていません。Reddit上の考察では、楽曲ごとに異なるモード(ハーモニー/ピッチシフト)を使い分けていると推測されています。
「Killing in the Name」ではハーモニーモード、「Like a Stone」ではDepth深めの設定が使われている可能性があるとされていますが、あくまで推測です。
入手方法
WH-1は廃盤のため新品入手不可です。後継機のWHAMMY5が現行品として販売されています。
その他の使用ギタリスト
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- ジョニー・グリーンウッド(Radiohead)
- ジャック・ホワイト(The White Stripes)
- カーク・ハメット(Metallica)
- スティーブ・ヴァイ
- ジョー・サトリアーニ
MXR Phase 90|渦巻くフェイザーサウンド

1974年発売のクラシックなフェイザーペダルです。コントロールはSpeedノブひとつだけというシンプル設計ですが、「Killing in the Name」のイントロで聴ける渦巻くようなサウンドはこのペダルによるものです。
ヴァンヘイレンやジミー・ペイジなど多くのギタリストに愛用されてきた定番機で、トムモレロもこの王道機材を独自の使い方で活用しています。Reddit上の考察では、Speed12時の設定が使われていると言われていますが公式情報ではありません。
入手方法
Phase 90は現在も販売中で、各ネットショップで購入できます。価格も比較的手頃で入手しやすいペダルです。
その他の使用ギタリスト
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- ジミー・ペイジ(Led Zeppelin)
- エディ・ヴァン・ヘイレン(Van Halen)
- デイヴィッド・ギルモア(Pink Floyd)
- ジョシュ・ホーミ(Queens of the Stone Age)
- エリック・ジョンソン
- ジョー・サトリアーニ
Digitech XP-300 Space Station|宇宙的マルチエフェクト

生産終了品ですが、宇宙的な広大なサウンドを生み出すマルチエフェクトです。トムモレロは自動ピッチシフト機能を頻繁に使用し、急激なピッチ変化で印象的なサウンドを作り出していました。
現在は発売されておらず、市場に出回ることが少ないため入手は比較的困難です。中古市場で見つけた場合は状態確認を慎重に行ってください。特にエクスプレッションペダルの動作とスイッチの接触不良は要チェックです。
Radioheadのエド・オブライエンも使用していることで知られており、実験的なサウンドを求めるギタリストの間で根強い人気があります。
その他の使用ギタリスト
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エド・オブライエン(Radiohead)
BOSS DD-3|2台使いのディレイワーク

トムモレロはDD-3を2台持ちで、それぞれ異なる設定にしています。1台はロングディレイでソロの残響を作り、もう1台はピンポンディレイか短いエコーで立体感を出す用途です。
「Calm Like a Bomb」のソロでは1台目のロングディレイ設定が使われています。2台使いによって空間の奥行きとリズム感の両立を実現しているのが特徴です。
僕は2020年頃、バンドでのソロ用に中古DD-3を約1万円で購入しました。当時はアナログディレイも検討しましたが、デジタルらしい幻想的な響きに惹かれてDD-3を選びました。実際に使ってみると、冷たく広がるエコーがロックのソロに合っていて正解でした。
トムモレロのDD-3セッティング
Reddit上で共有されている情報をもとにした推測値です。公式情報ではないため参考程度にしてください。
1台目(ロングディレイ):Level 12時/Feedback 12時/Time 12時/Mode 12時
2台目(ピンポンディレイ):Level 5時/Feedback 11時/Time 11時/Mode 12時
入手方法
DD-3は製造終了していますが、タップテンポ機能が追加された後継機DD-3Tが入手しやすくなっています。
その他の使用ギタリスト
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- ジョン・フルシアンテ(Red Hot Chili Peppers)
- デイヴィッド・ギルモア(Pink Floyd)
- エッジ(U2)
- ジョシュ・ホーミ(Queens of the Stone Age)
トムモレロのエフェクターについてよくある質問
トムモレロのエフェクターボードは何台構成ですか?
10個未満のシンプル構成です。Whammy、Phase 90、XP-300 Space Station、DD-3(2台)、CRYBABYワウが中心です。
Whammy WH-1は新品で買えますか?
WH-1は廃盤のため新品入手不可です。後継機のWHAMMY5が現行品として販売されています。中古市場でWH-1を探すことも可能ですが、状態確認を慎重に行ってください。
Phase 90のセッティングは公開されていますか?
公式なセッティング情報は公開されていません。Reddit上の考察では、Killing in The NameでSpeed12時の設定が使われていると言われていますが、あくまで推測です。
DD-3を2台使う理由は何ですか?
1台はロングディレイでソロの残響を作り、もう1台はピンポンディレイか短いエコーで立体感を出すためです。空間の奥行きとリズム感の両立を実現しています。
トムモレロのサウンドを再現するには何から買うべきですか?
Phase 90とDD-3Tは現行品で入手しやすく、価格も比較的手頃です。この2台から始めることをおすすめします。Whammyは予算に余裕があれば後から追加する形でも良いでしょう。
【まとめ】トムモレロのエフェクターボード
| 音色 | エフェクター | メーカー |
| ワーミー | Whammy WH-1 | Digitech |
| フェイザー | Phase 90 | MXR |
| マルチ | XP-300 Space Station | Digitech |
| ディレイ | DD-3(2台) | BOSS |
| ワウ | GCB-95 CRYBABY | JIM DUNLOP |
トムモレロのボードは10個未満のシンプル構成です。Whammyのピッチシフト、Phase 90のうねり、DD-3の2台使いによる空間系が彼の実験的サウンドを支えています。
WH-1とXP-300は廃盤のため入手困難ですが、Phase 90とDD-3Tは現行品として購入可能です。中古市場も選択肢に入れれば、トムモレロ的サウンドに近づけるでしょう。