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本記事では有名ギタリストの使用例と2025年最新のおすすめモデルをまとめて紹介します。
ワウペダルはギターの音の周波数帯を足元でコントロールするエフェクターです。
ロックやファンク、ブルースで愛され、ギタリストの表現力を大幅に広げる存在です。
1960年代、VOXから発売された「Clyde McCoy Wah」が原点。その後Dunlop社が「Cry Baby」ブランドを展開し、ワウペダルは一気に広まりました。
70年代にはファンクギタリスト(例:ワー・ワー・ワトソン)、80〜90年代にはスラッシュやカーク・ハメット(Metallica)がシグネチャーモデルを使い、現在ではXoticやMorleyなど多様なブランドから発売されています。
ワウペダルは、時代を超えて多くの名ギタリストに愛用されてきました。ここでは特に有名なプレイヤーと、その代表的な使用例を紹介します。
ワウペダルといえばジミ・ヘンドリックス。代表曲「Voodoo Child (Slight Return)」では、泣き叫ぶようなギターソロを披露し、ワウの存在を一気に広めました。現在でも多くのギタリストがジミヘンのワウサウンドを手本にしています。
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「Sweet Child O’ Mine」や「Paradise City」のソロで印象的に使われるのがスラッシュのワウ。
彼のシグネチャーモデル「Dunlop Slash Cry Baby」は現在も人気で、ロックギタリストの定番となっています。
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クラプトンはCream時代にVOX製ワウを使用。
代表曲「White Room」では、独特のうねるようなトーンを生み出し、ワウの可能性を広く知らしめました。
そのサイケデリックで表現力豊かなサウンドは、今なお多くのギタリストに影響を与え続けています。
フルシアンテは復帰後のアルバム『Californication』(1999年)でワウを効果的に使用しました。
特に「Get On Top」では、Ibanez WH-10を使ったファンク色の強いリフが印象的で、バンド全体のグルーヴを揺らしています。
彼のワウプレイは、RHCPサウンドにサイケデリックで立体的な質感を与えました。
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ワウをエフェクト的にではなく、ノイズやスクラッチ風効果として活用する独自のスタイル。
「Killing in the Name」のライブでは、ワウが彼の個性を強烈に引き立てます。
ここからは初心者からプロまで幅広く愛されるおすすめワウペダルを10モデル紹介します。
王道モデルからシグネチャー、ハイエンドまで揃えたので、自分のスタイルに合う一台を探してみてください。
世界で最も有名なワウペダル。ジミ・ヘンドリックスやカーク・ハメットをはじめ、多くのギタリストが愛用してきました。
迷ったらこれを選べば間違いなしのベストセラーです。
ワウペダルの元祖VOX。クラシックロックやブルースに最適で、Cream期のクラプトンのサウンドを再現するならこの一台。
オーソドックスながら艶のある中域が魅力です。
Guns N’ Rosesのスラッシュが監修したシグネチャーモデル。ディストーションとの相性が良く、ハードロック向き。
LED搭載でステージでも使いやすい仕様になっています。
スイッチレスで踏むだけでオンになる独自設計。モダンなハイゲインサウンドに最適で、派手なソロを演出できます。
耐久性も高く、ハードなライブ環境におすすめ。
Metallicaのカーク・ハメットモデル。激しいリフからソロまで存在感抜群の中域が特徴。
メタルギタリストにとって定番のワウです。
内部DIPスイッチで幅広く調整可能な高級モデル。ファンクやフュージョンに向いており、音作りにこだわる上級者におすすめ。
「自分だけのワウサウンド」が欲しい人に最適です。
Cry Babyのサウンドをそのまま小型化。ペダルボードの省スペース化に役立ちます。
初心者から宅録派まで扱いやすいおすすめモデルです。
VOX Clyde McCoyを再現した設計。ウォームでオーガニックなワウサウンドが特徴で、ビンテージトーンを追求するギタリストに人気です。
ワウ・ボリューム・エクスプレッションの3機能を搭載した便利な一台。
エフェクターボードをコンパクトにまとめたい人におすすめ。
オートリターン機能搭載で、踏み込んで離すと自動でオフに。ライブ中の操作性が抜群で、忙しいステージングに最適です。
ワウペダルと一口に言っても、モデルによって音のキャラクターや機能が大きく異なります。ここでは購入前にチェックすべきポイントを整理しました。
最初の一台は王道モデルから選ぶのがおすすめです。
特に「Dunlop Cry Baby GCB95」や「VOX V847-A」は価格も手頃で情報も豊富。
使い方のチュートリアルやセッティング例も多いため、安心して導入できます。
慣れてきたらシグネチャーモデルやハイエンドモデルに挑戦してみましょう。
スラッシュモデルやカーク・ハメットモデルは即戦力としてライブ映えしますし、Xotic Wahは細かいカスタマイズで自分の個性を出せます。
ペダルボードを組む場合はサイズと配置も重要です。
省スペース化を狙うなら「Cry Baby Mini」や「Hotone Soul Press II」が便利。
他の空間系・歪み系エフェクターとの順番も考えて導入しましょう。
ワウペダルは1960年代から現代まで、数々の名ギタリストに愛され続けてきました。
ジミ・ヘンドリックスの革新的なサウンドから、スラッシュのロックアンセム、トム・モレロの実験的な使い方まで、ワウはプレイヤーの個性を最大限に引き出すエフェクターです。
初心者なら「Dunlop Cry Baby GCB95」や「VOX V847-A」といった王道モデルから、上級者はシグネチャーやXoticなど高機能モデルまで、自分のスタイルに合わせて選びましょう。
一般的には歪みエフェクターの前に接続するのが王道です。
ワウ → ディストーション → 空間系(ディレイやリバーブ)という順番にすると、クラシックロックのサウンドに近づけます。
ただしモダンな音作りでは歪みの後に置く場合もあり、好みによって変えて構いません。
初めてならDunlop Cry Baby GCB95かVOX V847-Aがおすすめです。
価格も手頃で情報も豊富、使い方のチュートリアルも多いため安心して導入できます。
はい、ベース専用のワウペダルも存在します。Dunlop「105Q Bass Wah」などはベーシストからも人気で、ファンクやスラップに最適です。
可能ですが、専用ワウと比べるとペダルの可変幅やレスポンスが違います。
マルチエフェクターおすすめ記事で代用機能も紹介していますので、検討してみるのも良いでしょう。
スラッシュやカーク・ハメットなどのシグネチャーモデルは、特定の周波数帯域を強調するなど、そのアーティストの音に最適化されています。
好きなギタリストのサウンドを狙うならシグネチャーを選ぶ価値があります。