Sound City Studiosとは?伝説のスタジオを再現したプラグイン
Sound City Studiosは、ロサンゼルス・ヴァン・ナイスに実在したレコーディングスタジオです。1969年の開業以来、数え切れないほどの名盤がここで生まれました。
Neil Young、Tom Petty & The Heartbreakers、Fleetwood Mac、そしてNirvanaの『Nevermind』もSound Cityで録音されています。Foo FightersのDave Grohlが2013年に制作したドキュメンタリー映画『Sound City』でその名が広く知られるようになりました。
このスタジオが特別だった理由のひとつが、独自の「re-mic(リ・マイク)トリック」です。UREIのスピーカーキャビネットにサウンドを通し、それをルームマイクで再収音することで、独特の空間感と立体感を生み出していました。ドライなDTMサウンドに「部屋の空気」を加える、今でいうルームリバーブの原型のような手法です。
UADはこのサウンドをプラグインとして完全再現。実際のスタジオ空間のIRをキャプチャし、あのre-micトリックをDAW上で誰でも再現できるようにしました。

- Nirvana『Nevermind』
- Tom Petty & The Heartbreakers『Damn the Torpedoes』
- Fleetwood Mac『Rumours』
- Neil Young『After the Gold Rush』
- Foo Fighters(初期作品)
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UAD Sound City Studios レビュー|実際に使った率直な感想
結論から言います。「とりあえず差しとけば間違いない」プラグインです。
僕は90年代オルタナを中心に宅録をしていますが、このプラグインを使い始めてから、ギタートラックの「浮き感」がなくなりました。DTMで宅録をしていると、どうしてもトラックが「貼り付けたような」平面的なサウンドになりがちです。Sound City Studiosを挿すだけで、その問題がほぼ解決します。
サウンドキャラクターとしては「暗すぎず、明るすぎない、ちょうどいいロックサウンド」という印象。ハイファイな煌びやかさよりも、アナログテープに録音したような自然な丸みと奥行きがあります。NirvanaやPearl Jam、Sonic Youthのようなバンドが好きな人には直感的に「これだ」と感じるサウンドキャラクターです。
90年代っぽいギタートラックを録っていると、これまで「音がDAWの中に浮いてしまう」悩みがありました。Sound City Studiosを挿した瞬間、トラックが空間に馴染む感覚があって、そのまま採用することが多いです。Nevermindや初期Foo Fightersを聴いて育った耳には、このサウンドキャラクターがしっくりきます。
UAD Sound City Studios|類似プラグインとの比較
似たようなコンセプトのプラグインとしてはIK MultimediaのAmpliTube(スタジオシリーズ)などがありますが、Sound City Studiosは「スタジオ空間そのもの」に特化している点が違います。アンプシミュレーターではなく、あくまでルームとスペースのキャラクターを加えるツールです。
UADの他のリバーブ系プラグイン(EMT 140など)と比べると、より「空間に置かれた感」が強く、リバーブというよりも「部屋鳴り」に近い質感です。エフェクトとして主張しすぎず、自然にミックスに溶け込みます。
| プラグイン | 特徴 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| UAD Sound City Studios | スタジオ空間の「部屋鳴り」特化 | ロック・オルタナ・グランジ |
| UAD EMT 140 | プレートリバーブ。滑らかな残響 | ボーカル・スネア |
| AmpliTube(スタジオシリーズ) | アンプシミュ込みのスタジオ再現 | ギター全般 |
UAD Sound City Studios 使い方|プリセットを挿すだけでOK
正直なことを言うと、細かいセッティングを覚えなくても十分すぎるほど使えます。トラックにインサートして、プリセットを選ぶ。それだけで仕事をしてくれます。
もちろんROOM・EQUALIZER・DYNAMICS・CHAMBERの4モジュールを個別に調整することもできますが、まずはプリセットをそのまま使うのがおすすめです。以下、楽器別のおすすめプリセットをまとめます。
「PA Tight」が個人的に一番好きなプリセットです。タイトさとルームの空気感が絶妙なバランスで、ディストーションギターにもクリーンギターにも馴染みます。90年代オルタナ風のざらついたサウンドを作るときも、このプリセットをベースにすることが多いです。

ドラムトラックの生感や空気感が出ないとき、Sound City Studiosを刺すだけで一気に解決します。宅録やサンプル音源のドラムにありがちな「無菌室感」がなくなり、本物のスタジオで叩いたような立体感が出ます。★(お気に入り)がついているプリセットを中心に使っています。
- My Big Drums:名前の通り、迫力のある太いドラムサウンド。NirvanaやFoo Fighters的なドラムに
- The Classic:オールドスクールなロックドラムに最適
- Thick Shag:カーペットが敷かれたような温かみのある残響感
- Stereo Drum Machine Punch:打ち込みドラムにも使えるタイトな設定
ボーカルトラックに挿した瞬間、楽曲に溶け込む感覚があります。★付きプリセットから試してみてください。
- Background Vox Air:コーラスやバックボーカルに自然な広がりを追加
- Flat n Dry Mono Vocal Fixer Upper:モノラル録音のボーカルを補正・自然に聴かせる
- Seventies Background Vocals:70年代風の温かみのあるボーカルアンビエンス

Logic ProでのUAD Sound City Studios 使い方

Logic ProでUAD Sound City Studiosを使う場合、チャンネルストリップのSend経由でAUXトラックに挿すのがおすすめです。各トラックのSend量を調整することで、どれだけ「部屋鳴り」を加えるかをコントロールできます。
ギタートラックには直挿し(インサート)でも十分効果的ですが、ドラムやボーカルはAUX経由でまとめてかけることで、バンドアンサンブルとしての一体感が出ます。
UAD Sound City Studiosはこんな人におすすめ
- ロック・オルタナ・グランジ・パンクなど90年代サウンドを宅録で再現したい
- 宅録のギタートラックが「平面的」「浮いている」と感じている
- 複雑な操作なしに本格的なスタジオサウンドを出したい
- NirvanaやFoo Fightersのような、あのドラムサウンドを再現したい
- Logic Pro・Ableton・Pro ToolsなどでDTMをしているギタリスト・宅録ミュージシャン
- EDMやシンセポップ系メインで、生バンドの空間感が不要な人
- すでにStrymon BigSkyなど高品位リバーブで空間系を完結させている人
- UADハードウェアを持っておらず、導入コストをかけたくない人
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UAD Sound City Studios セール情報・最安値で買う方法
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UADプラグインは定期的にセールを行っており、大幅割引になることが多いため、セールを狙って購入するのがおすすめです。
- ブラックフライデー(11月):最大の割引率。50〜75%オフになることも
- サマーセール(6〜7月):夏の定番セール
- 年末年始セール(12〜1月):クリスマス〜新年にかけてセールが続くことが多い
Plugin Boutiqueは購入額に応じてVirtual Cashが貯まり、次回購入時に使えるのでさらにお得です。
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- 支払いを完了するとライセンスキーが発行される
- UAD Connectでライセンスを認証して使用開始
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まとめ:UAD Sound City Studiosは「差すだけで仕事をするプラグイン」
UAD Sound City Studiosを一言で表すなら、「とりあえず差しておけば間違いない、信頼のプラグイン」です。
プリセットを選ぶだけでスタジオクオリティのルームサウンドが手に入り、ギター・ドラム・ボーカル、どのトラックにも自然に馴染みます。90年代オルタナ・ロック・グランジ系の楽曲制作をしているなら、持っておいて絶対に損はないプラグインです。
- 伝説のスタジオ「Sound City Studios」のサウンドをDAWで再現できるUADプラグイン
- プリセットを挿すだけでギター・ドラム・ボーカルが一気にスタジオクオリティに
- ギターは「PA Tight」、ドラム・ボーカルは★付きプリセットが鉄板
- 90年代オルタナ・ロック・グランジ系の宅録DTMerには特におすすめ
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