轟音系ギタリストのボードで、ひときわ異彩を放つブランドがあります。それがDeath By Audio(デス・バイ・オーディオ)です。
ケヴィン・シールズからThe Edgeまで、愛用者の顔ぶれは驚くほど幅広いです。この記事では、実際の使用が確認できるアーティストを厳選して紹介します。
[st-kaiwa2r]Death By Audioって名前は聞くけど、実際どんな人が使ってるの?[/st-kaiwa2r]
この記事で分かること
- Death By Audioというブランドの成り立ち
- Fuzz War・Supersonic Fuzz Gunなどの使用アーティスト
- 各アーティストがどのペダルを使っているか
Death By Audioとは?A Place to Bury Strangersのギタリストが作るブランド
Death By Audioは、ブルックリン拠点のエフェクターブランドです。創設者はオリヴァー・アッカーマン。
彼自身が「NYで最も爆音のバンド」と呼ばれるA Place to Bury Strangersのギター兼ボーカルです。作り手が誰よりも轟音の現場に立っている、珍しいブランドといえます。
最初の製品はTotal Sonic Annihilation。エフェクトを自己フィードバックさせるという過激な発想のペダルでした。
ヨーロッパ旅行の資金作りに売り始めたところ、口コミで注文が殺到。カスタムオーダーの時代を経て、現在のラインナップに発展しました。
ケヴィン・シールズ(My Bloody Valentine)|Supersonic Fuzz Gun・Octave Clang
シューゲイザーの頂点、My Bloody Valentineのケヴィン・シールズ。彼のペダルボードの写真では、Supersonic Fuzz Gunの搭載が確認されています。
さらに「You Made Me Realise」の轟音ノイズパート用ボードには、Octave Clangも搭載。あの「ホロコースト」と呼ばれる爆音セクションを支える1台です。
Death By Audio側もシールズをカスタム顧客として公言しており、両者の関係は深いです。
ケヴィン・シールズの機材全体はこちらの記事で詳しく解説しています。
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オリヴァー・アッカーマン(A Place to Bury Strangers)|創設者本人
ブランド創設者のアッカーマン自身が、最強のデモンストレーターです。ライブでは自社ペダルを踏み倒し、ギターの弦が全部切れて終わることもあるほど。
Jesus and Mary ChainやNine Inch Nailsとの共演歴もあり、ノイズロック界での信頼は絶大です。
タイ・セガール|Fuzz War
ガレージロックの怪人タイ・セガールは、Fuzz Warの代表的な愛用者です。
その惚れ込みようは、Fuzz Warに捧げた約10分の実験曲を発表したほど。「史上最も分厚いファズ」を体現する存在です。
ジョン・ドワイヤー(Osees)|Fuzz War・Supersonic Fuzz Gun
Thee Oh Sees(現Osees)のジョン・ドワイヤーも、Fuzz Warのヘビーユーザーとして有名です。
ツアーボードの写真では、Fuzz Warの隣にSupersonic Fuzz Gunも並んでいます。現行ガレージ・サイケの最重要人物が、DBAを2台使いしているわけです。
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The Edge(U2)|Supersonic Fuzz Gun
意外な愛用者がU2のThe Edgeです。アッカーマン本人がインタビューで「The EdgeはSupersonic Fuzz Gunを使っている」と証言しています。
U2のギターテックから在庫確認のメールが届き、数時間後に小切手を持った使いの人が現れたという逸話も残っています。スタジアムバンドの機材にDIYブランドが食い込んだ瞬間です。
トレント・レズナー(Nine Inch Nails)|カスタムペダル
Nine Inch Nailsのトレント・レズナーは、DBAにカスタム製作を依頼した顧客です。
アッカーマンは「自分がNINの大ファンなので、依頼されたのは信じられない気分だった」と語っています。APTBSがNINのツアーサポートを務めた縁もあります。
ジェフ・トゥイーディ(Wilco)|カスタム顧客
USインディの重鎮、Wilcoのジェフ・トゥイーディも顧客リストの常連です。
レズナー、The Edge、シールズと並んで名前が挙がることが多く、ジャンルを超えた支持の広さを示しています。
ルー・リード|口コミの発信源
故ルー・リードもDBAユーザーとして名前が挙がる一人です。
アッカーマンは「ルー・リードに勧められて買いに来た、という客が現れた」と証言しています。ノイズの元祖がDIYブランドを広める側に回っていたのは象徴的です。
ジェイミー・クック(Arctic Monkeys)|Supersonic Fuzz Gun
Arctic Monkeysのジェイミー・クックのボードでも、Supersonic Fuzz Gunが確認されています。
ボード写真の左下に鎮座しており、UKロックの第一線でも実戦投入されていることが分かります。
番外編:その他の使用アーティスト
ここまで紹介した以外にも、使用者として名前が挙がるアーティストは多数います。
St. Vincent、Radiohead、The Black Angels、Animal Collectiveなど。アッカーマン自身はレディー・ガガやFoo Fightersの名前も挙げています。
具体的な機種情報が固まり次第、このリストは順次更新していきます。
宅録でDBA系の轟音を再現したい人へ
Fuzz Warクラスの爆音を自宅で鳴らすのは、現実的に難しいです。近隣への配慮を考えると、アンプシミュレーターの活用が近道になります。
筆者はTONEXを使って、深夜でもファズの壁を作っています。詳しくはこちらのレビューをどうぞ。
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まとめ:Death By Audioは「轟音の共通言語」
シューゲイザー、ガレージ、インダストリアル、スタジアムロック。ジャンルは違えど、限界の音を求める人がDBAに行き着いています。
まずはFuzz WarかSupersonic Fuzz Gunから試すのが定番ルートです。あなたのボードにも「壁」を1枚どうぞ。
[st-kaiwa3r]ケヴィン・シールズからThe Edgeまで使ってるなんて知らなかった!Fuzz War試してみたくなった![/st-kaiwa3r]
ファズ全般の選び方はこちらの記事でも解説しています。
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