BOSS SD-1使用アーティスト徹底解説|定番オーバードライブの魅力とプロの使い方
・BOSS SD-1を使用している有名ギタリストを知りたい男性
・BOSS SD-1を使った音作りや使用例を具体的に知りたい男性
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2. BOSS SD-1とは?
特徴と設計について
- 非対称クリッピングによる自然な歪み
- 中域が強調されたカッティング向きトーン
- 歪みの量は控えめ、主にブースター用途にも活躍
SD-1とTS系の違い
ザクザクしたカッティングや、アンプの歪みを押し出す用途に向いています。
3. 有名アーティストの使用例
① ザック・ワイルド(Zakk Wylde)
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Marshallアンプの前段にSD-1をかませてゲインブーストとして使用。ザクザクしたスラッシュ・メタル特有の鋭いトーンはSD-1の貢献による部分が大きいとされています。
② ジェイムズ・”マンキー”・シャファー(Korn)
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低音ヘヴィな7弦ギターにSD-1を加えて輪郭を強調し、タイトで攻撃的なトーンを実現。
③ ゲイリー・ムーア(Gary Moore)
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主にTS系を使っていたが、ラウドな曲調ではSD-1を選択し、リッチな中域と立ち上がりの良さを活かしたセッティングで音の存在感を確保。
④ エディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)
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晩年に自身の5150アンプの前にSD-1を使い、よりタイトなゲインコントロールを実現していたことが、関係者の証言から明らかに。
⑤ ダイムバッグ・ダレル(Pantera)
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独自のハイゲインサウンドを作る中で、SD-1をMXR EQなどと併用し、チューブアンプの前段に配置してタイトさと中域の強化を図っていた。
⑥ マシュー・ベルミー(Muse)
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サウンドの多層構造を支える一つとしてSD-1をペダルボードに常備。シンセライクなサウンド構成の中でもSD-1の中域が楽曲に「芯」を与えていると語っています。
⑦ ジョン・フルシアンテ(Red Hot Chili Peppers)
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TS-9と併用する形でSD-1を曲ごとに使い分け、特にソロ時のエッジ強調や中域の張り出しに活用していたとされています。

⑧ ナイル・ロジャース(Chic)
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ファンク・クリーントーンの達人である彼は、微妙な歪みを加える目的でSD-1を使用。カッティング時のアタック感とリズムの分離感に貢献。
4. どう使う?SD-1の音作りTips
ブースターとして使う
歪み控えめ、レベル上げ目で使うと、アンプの歪みをブーストしてより太く・明瞭に。ザック・ワイルド方式とも言えるこの手法は、メタル系にもおすすめ。
単体ODとして使う
単体でクランチ程度の歪みを作りたい場合は、GAINを12時~3時程度まで上げて、TONEでバランス調整。特にブルースやパンク系に最適。
5. まとめ
BOSS SD-1は、そのシンプルな構造と手頃な価格からは想像できないほど、多くのプロフェッショナル・ギタリストに愛用されてきた名機です。
- 非対称クリッピング回路によって、自然な歪みとニュアンスを表現できる点が大きな特徴。
- 中域にフォーカスしたトーン設計は、ソロやリフを前面に押し出したい場面に最適。
- ブースターとしても、単体オーバードライブとしても使える汎用性の高さが魅力。
- ザック・ワイルド、ゲイリー・ムーア、マシュー・ベルミーなど、ジャンルを超えて活躍するアーティストたちに支持されている。
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