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【徹底解説】MVBのケヴィンシールズのエフェクターは?

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【徹底解説】MVBのケヴィンシールズのエフェクターは?

ケヴィンシールズ エフェクター マイブラ

my bloody valentine kevin shields pedal effectors

 

エフェクター特化ブログ「ヤツのエフェクター」へようこそ!

当ブログではギタリストが実際に愛用しているエフェクターを紹介しています。筆者自身のギター歴13年・DTM歴8年の経験が土台です。

今回の記事では、シューゲイザーの生みの親My Bloody Valentine(MBV)を扱います。ケヴィン・シールズ(Kevin Shields)が愛用してきたエフェクターを徹底解説します。

2026年2月、マイブラが8年ぶりに来日!大阪2公演・東京2公演の全4公演です。即完売となり、大きな話題を呼びました。この来日公演で使用された最新ペダルボードの情報も、本記事では出典付きで紹介します。

この記事でわかること

  • ケヴィン・シールズが愛用する主要エフェクター5選
  • 2025〜2026年の来日公演で確認された最新ペダルボードの中身
  • 各ペダルの使い方・楽曲での役割
  • 入手方法と代替品の提案
  • 筆者がSPX900を実際に購入した体験談

マイブラだけでなく、シューゲイザー全体のエフェクター事情に興味がある方はこちらもどうぞ。

【厳選】シューゲイザーにおすすめのエフェクター10選|"音の壁"を最短で作る定番機材まとめ

 



🎸 このアーティストの機材を手に入れるなら

マイブラサウンドを再現するための核となる3台はこちら。
① Fender Shields Blender(筆者実機所有・ケヴィン本人シグネチャーファズ)
② Marshall ShredMaster(「音の壁」を支えるディストーション・2023年復刻)
③ Digitech Whammy(現行第5世代)(浮遊感の核・WH-1の後継機)

ケヴィン・シールズが愛用しているエフェクター一覧

まずはケヴィンが特に愛用している主要エフェクターを一覧で確認しましょう。

音色 エフェクター メーカー
ピッチシフト Whammy WH-1 Digitech
リバーブ / マルチ SPX90 / SPX900 Yamaha
ディストーション Shredmaster Marshall
トレモロ / パン PN-2 Tremolo/Pan BOSS
リバーブ Midiverb II Alesis
ファズ Supersonic Fuzz Gun Death By Audio
ケヴィン・シールズの主要エフェクター一覧

 

ケヴィン・シールズは、シューゲイザーというジャンルそのものを定義した伝説的ギタリストです。Fender JazzmasterやJaguarのフローティングトレモロアームで音程を揺らします。ギターをかき鳴らす「グライドギター」奏法は、彼のトレードマーク。リバーブやファズ、トレモロを重ね合わせています。あの唯一無二の「音の壁」を生み出す立役者です。

Jazzmasterを使うほかのギタリストは、ジャズマスターを使うギタリスト6選で紹介しています。

ケヴィン本人は語っています。「みんなはペダルのせいだと思っているけど、俺のペダルはほとんどイコライザーとトーンコントロールだ。すべてはトーンにある」(出典:NME 1991年11月9日号)。

実際にはコーラスやディレイをほとんど使いません。ファズやEQ系ペダルの組み合わせと、トレモロアームによる物理的な音揺れが特徴です。

とはいえ、ライブでは60台を超えるペダルをラック化して使い分けています。曲ごとにペダルボード全体を切り替える、圧倒的なシステムを組んでいます。「You Made Me Realise」用の12台構成ボード、というエピソードは有名です。

エフェクター中毒者とも呼ばれるケヴィンのペダルは全て紹介しきれません。今回の記事では彼のサウンドを理解する上で特に重要な5つのエフェクターに絞って解説します!

 

① Digitech Whammy WH-1|ケヴィンの浮遊サウンドの核

 

Digitech Whammyはリアルタイムにピッチを変化させるピッチシフターです。ケヴィンはこのペダルを単なるオクターブ奏法ではなく、きわめてクリエイティブな方法で活用しています。

具体的には、Fender Jazzmasterのトレモロアームと併用することがポイント。Whammyで大きくピッチを動かします。同時にトレモロアームで細かく揺らすことで、音が溶け合うような液状的なサウンドを実現しています。これがシューゲイザー特有の浮遊感の正体です。

このDigitech Whammyは過去の機材ではありません。2026年2月の来日公演でも現役で使用されていたことが確認されています(詳細は後述)。30年以上にわたってケヴィンのサウンドを支え続けている、まさに代名詞的なペダルです。

ryo
ryo
Whammyってピッチベンド用のペダルだと思ってた。でもトレモロアームと同時に使うと発想がガラッと変わる。ペダルとアーム両方の揺れが混ざり合う瞬間が、まさにマイブラの「音が溶ける」感覚の正体だった。

Whammyってオクターブ上げ下げに使うイメージだったんですが、そんな使い方もあるんですね。
読者
読者

ペダル1台の使い方でここまでサウンドの印象が変わるのは面白いですね。
読者
読者

 

Digitech Whammyの使用楽曲と推測セッティング

ケヴィンの具体的なWhammy設定は公開されていませんが、代表曲での使用が確認されています。

楽曲 Whammyの役割
Soon オクターブシフトや微妙なピッチ変化を、トレモロアームの揺らぎと組み合わせています。滑らかで液状化したリフを生み出している
Only Shallow オクターブアップで音の厚みとキラキラした高音を加え、あの象徴的なイントロリフのサウンドを構築している
Whammyの使用楽曲

 

Digitech Whammyの入手方法

ケヴィンが使用していたWH-1は廃盤のため新品入手は困難です。現行モデルのWHAMMY 5でも同様の効果が得られます。音質面も進化しておりおすすめです。

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② Yamaha SPX90 / SPX900|マイブラサウンドの「秘密兵器」

Yamaha SPX90は、1985年に登場した1Uラックサイズのマルチエフェクトプロセッサーです。リバーブ・ディレイ・コーラス・フランジャーなど、多彩なエフェクトを搭載しているのが特徴です。80年代のスタジオ・ライブの現場で広く普及しました。

ケヴィン本人はこう明言しています。「もし秘密兵器があるとしたら、Midiverb IIとSPX90だ。どちらもリバースリバーブのプログラムだ」。つまり、あのマイブラの夢見心地なサウンドの核はこのラックエフェクターです。

特筆すべきは、このSPX系ラックが2026年の来日公演にも組み込まれていたことです。30年以上前の機材を「秘密兵器」として、今なお現役で使い続けています。この事実こそ、SPX90/900の重要性を物語っています(詳細は後述)。

 

ケヴィンが多用するSPX90のプリセット

・リバースリバーブ:音が逆再生されるような独特の残響効果。「To Here Knows When」の幻想的なギターサウンドの主役

・シンフォニック(Symphonic):微妙なピッチ変化で音に厚みを持たせるプリセット。コーラスに似た効果だが、より自然で壮大な広がりが得られる

 

Yamaha SPX90の使用楽曲

ケヴィンは『Loveless』収録曲でSPX90のリバースリバーブとシンフォニックを多用しています。特に「Only Shallow」でその効果が顕著に聴き取れます。リバースリバーブのプリセットが土台になっているのでしょう。ディレイタイムやフィードバック量を調整し、音の広がりと深みを追求していたと考えられます。

 

【実体験】筆者がSPX900をハードオフで購入してみた

実体験】筆者がSPX900をハードオフで購入してみた
筆者のSPX900

筆者の実体験レビュー

実は筆者自身、SPX90の後継機Yamaha SPX900をジャンクコーナーで発見しました。約1万円で購入しました。ケヴィンはSPX90だけでなくSPX900も使用していたとされており、両方ともおすすめです。

 

実際にリバースリバーブを使うと、あの「Loveless」の音が驚くほど再現できます。ラックマウントなので場所は取ります。ですが程よくローファイな質感がむしろマイブラらしさを演出してくれるのが面白いところ。コンパクトエフェクターのリバーブでは出せない、独特の「溶ける」ような残響感が味わえます。

 

マイブラサウンドを再現したいなら、SPX90/SPX900を中古で探すのがおすすめです。1万円前後で見つかることもあるので、コスパは抜群です。

ryo
ryo
ハードオフのジャンク棚でSPX900を見つけたときは震えた。家に持ち帰ってリバースリバーブを通した瞬間、鳥肌が立った。あの「To Here Knows When」の空気が出てきたのだ。ケヴィンが今でもこのラックを手放さない理由が、その音を聴いて一発で理解できた。

中古のハードラックを探すのはハードルが高そうです。宅録だけならプラグインで代用できないんですか?
読者
読者

実はそれも十分アリです。SPX90特有のリバースリバーブは、DTM環境でもプラグインである程度再現できます。
読者
読者

宅録派へ|SPX90系の質感はプラグインでも再現できる

実機のSPX90/900は入手が年々難しくなっています。宅録用途ならAmpliTube 5 MAXのリバース系リバーブでも近い雰囲気に近づけるでしょう。実機を探す前に、まずプラグインで音の方向性を確認したい方は下記のレビュー記事もどうぞ。

AmpliTube 5 MAX v2レビュー|セール価格・エディションの違いをギタリストが解説

エフェクター特化ブログ『ヤツのエフェクター』へようこそ。 「アンプシミュレーターって、どれも似たような音じゃない?」 そう思っていた時期が、筆者にもありました。 Logic Pro付属のアンプやGui ...

 

Yamaha SPX90 / SPX900の入手方法

SPX90・SPX900ともに生産完了品のため、新品での入手はできません。メルカリ・ヤフオク・ハードオフなどの中古市場で探すのが現実的です。

リバースリバーブの効果だけを求めるなら、コンパクトペダルで代用することも可能です。Boss RV-6やStrymon BlueSkyなどにリバースリバーブモードが搭載されています。ただしSPX90/900特有のローファイな質感は、やはりオリジナルならではの魅力です。

 

Yamaha SPX90を愛用する他のギタリスト

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  • ザック・ワイルド(Zakk Wylde)
  • マイク・スターン(Mike Stern)
  • 布袋寅泰(Tomoyasu Hotei)

③ Marshall Shredmaster|「音の壁」を支えるディストーション

 

Marshall Shredmasterは1990年代初頭に登場しました。オルタナティヴロック史に残る名機ディストーションペダルです。もともとハイゲインなメタル系リフを想定した設計です。ですがケヴィンはこれを、独自のアプローチで活用しています。

ケヴィンの使い方は、Shredmasterの深い歪みが土台です。SPX90のリバーブやトレモロアームを重ねます。濃密で空間全体を埋め尽くすようなサウンドスケープを構築します。

Shredmasterのディストーションにリバーブをかけます。さらにトレモロアームで音程を揺らし、独特の浮遊感と厚みを両立。この手法こそが、シューゲイザー特有の「音の壁」と称されるサウンドスケープの根幹です。

 

歪みエフェクターおすすめ20選|初心者〜上級者向けモデル完全ガイド

ロックを変えた名曲とエフェクターたち|時代を揺さぶった15のサウンド物語

 

Marshall Shredmasterの推測セッティング

ケヴィンが『Loveless』で使ったShredmasterの具体的な設定は公開されていません。ただし彼のサウンドから推測すると、Gainは高めに設定するのがポイントです。「壁」を作るイメージで分厚い歪みを得るのがコツです。Toneは中域〜高域をやや絞ることで、リバーブとの相性を良くしていたと思われます。

なお、2023年にMarshallからShredmasterの復刻版が発売されています。オリジナルはプレミア価格がついていますが、復刻版であれば比較的入手しやすい状態です。

 

Marshall Shredmasterを愛用する他のギタリスト

 

④ BOSS PN-2 Tremolo/Pan|ドリーミーな揺らぎを生む隠し味

 

BOSS PN-2は、トレモロとパンニングの両方を備えたペダルです。音量の周期的な変化に加え、ステレオ環境では音像を左右に揺らす効果を持っています。2008年のペダルボード写真でも確認されており、ケヴィンが長年使い続けている定番機材の一つです。

PN-2のトレモロ機能による音量の揺らぎは、楽曲に催眠的な浮遊感とうねりを与えます。ケヴィンの「グライドギター」奏法と組み合わさることで、ドリーミーなサウンドがさらに強調されます。

 

トレモロエフェクターおすすめ15選|プロ愛用から初心者向けまで徹底紹介!

 

BOSS PN-2の推測セッティング

具体的なセッティングは非公開ですが、ケヴィンのサウンドの特徴から以下のような設定が推測できます。

ツマミ 推測セッティング
Mode 三角波(滑らかな揺らぎがケヴィンのサウンドに合致)
Rate 中程度〜やや速め(楽曲に動きと深みを付加)
Depth 中〜高め(トレモロ効果をはっきり体感できるレベル)
PN-2の推測セッティング

BOSS PN-2の入手方法

PN-2は生産完了品のため中古市場での入手が基本です。代替機としてはBOSSの「TR-2」が定番。シンプルな操作性でトレモロ効果が得られるため、初めてトレモロペダルを試す方にもおすすめです。

BOSS PN-2を愛用する他のギタリスト

 

⑤ Alesis Midiverb II|もう一つの「秘密兵器」

 

ケヴィンがSPX90と並んで「秘密兵器」と呼ぶのが、このAlesis Midiverb IIです。こちらも1Uラックサイズのデジタルリバーブプロセッサーです。特にリバースリバーブのプログラムをケヴィンは愛用しています。

SPX90のリバースリバーブとは微妙にキャラクターが異なります。Midiverb IIはよりダークで粒の粗いテクスチャーが特徴。ケヴィンはこの2台のリバースリバーブを使い分けていたようです。楽曲ごとに異なるニュアンスの残響を演出していたと考えられます。

こちらもSPX90同様に生産完了品ですが、中古市場では比較的安価に出回ることがあります。

 



来日公演で確認されたケヴィン・シールズの最新ペダルボード

ここまで紹介してきた5台は、いずれも『Loveless』時代から続く"クラシックな名機"です。現在のケヴィン・シールズは何を踏んでいるのか。答えは来日公演の機材レポートから見えてきます。

ここからはギター・マガジン2026年6月号の、来日公演の機材レポートが情報源です。誌面で報じられた最新ペダルボードの中身を、筆者の視点で整理・解説します。

本セクションの出典:ギター・マガジン2026年6月号(リットーミュージック刊)。ラックシステムはp.49、Death By Audioのファズはp.51を参照しています。

名機ラックは健在|SPX90 / SPX900が今もシステムの中核

筆者が驚いたのは、Yamaha SPX90 / SPX900が変わらず組み込まれていたことです。発売から30年以上が経過した1Uラックが、現代の大規模ツアーでも中核機材として機能しているのです。この事実こそ、ケヴィンにとってSPX系がいかに代えのきかない存在かを物語っています。

新しい高性能なリバーブ機材はいくらでも存在します。それでもSPX90/900を手放さないのは、あの質感が「マイブラの音」そのものだからでしょう。SPX系ラックはもはや交換可能な機材ではありません。ケヴィン・シールズというギタリストの代名詞と言える存在です。

ryo
ryo
最新のラックにSPX90/900がそのまま入っていたと知って、思わず声が出た。自分がハードオフで拾ったあのジャンク機材と同じものが、世界ツアーの最前線で鳴っている。ケヴィンにとってSPXは「古い機材」じゃなく「あの音を出せる唯一の道具」なんだと、改めて腑に落ちた。

Digitech Whammyも継続使用|浮遊感の核は不変

本記事の①で紹介したDigitech Whammyも、来日公演の機材に引き続き組み込まれていました。トレモロアーム併用で生まれる液状的なピッチ変化は、今もサウンドの核であり続けているようです。

クラシックな名機を守りつつ、新しいペダルも柔軟に取り入れています。その姿勢が、次に紹介するDeath By Audioの存在に表れているのでしょう。

最新のトレンド|Death By Audio「Supersonic Fuzz Gun」

最新ペダルボードでとりわけ目を引いたのが「Supersonic Fuzz Gun」です。近年人気のDeath By Audio(デス・バイ・オーディオ)製ファズが組み込まれていました。

Death By AudioはNYブルックリン発のエフェクターブランドです。過激で破壊的なファズ/ノイズ系ペダルを得意とします。Supersonic Fuzz Gunは荒々しいファズに、発振を加えられるのが特徴です。「制御しきれない音の暴れ」をあえて取り込めるペダルです。

長年Big Muff系やShields Blenderを軸にしてきたケヴィンです。近年人気のDeath By Audioを採用しているのは興味深いポイント。クラシックな名機を土台にしながら、現代シーンの新しい血も柔軟に取り込んでいるのが分かります。ケヴィン・シールズの探究心が、最新ボードからもはっきりと読み取れます。

Supersonic Fuzz Gunは「きれいに歪ませる」ためのファズではありません。音をわざと崩し、暴れさせるためのファズ。マイブラのカオティックな轟音が好きな人にとっては、現代でその世界観に近づける有力な選択肢の一つです。

Shields Blenderも引き続き主力|本人シグネチャーの安定感

2023年発売の本人シグネチャーファズ「Shields Blender」も、最新ボードで主力です。クラシックな名機・本人シグネチャー・最新トレンドの3層が共存するのが、現在のボードです。

Shields Blenderは次の「音作り哲学」で、実機レビューとあわせて解説します。

▶ この章のまとめ|最新ボードの3層構造

  • クラシックな名機:Yamaha SPX90 / SPX900、Digitech Whammy(『Loveless』から不変の核)
  • 本人シグネチャー:Fender Shields Blender(2023年〜の主力ファズ)
  • 最新トレンド:Death By Audio Supersonic Fuzz Gun(現代のシューゲイザー/ノイズシーン由来)

来日公演の詳しいレポートや誌面写真は、ギター・マガジン2026年6月号でご確認いただけます。

〈楽譜〉〈リットー〉ギター・マガジン2026年6月号

 



手が届く代替ペダルで再現する

SPX90やPN-2などは廃盤で入手困難な機材も多い。だが役割が同じペダルで代替することで、予算内でマイブラサウンドに十分近づける。

本人使用機材 役割 手が届く代替ペダル
Fender Shields Blender シグネチャーファズ(現行品) そのまま購入可能
Marshall ShredMaster メインのディストーション Marshall ShredMaster(2023年復刻)
Digitech Whammy WH-1 ピッチシフト・浮遊感の核 Digitech Whammy(現行第5世代)
Yamaha SPX90 / SPX900 リバースリバーブ・シンフォニック(廃盤) BOSS RV-6(リバースモードあり)、Strymon BlueSky
BOSS PN-2 トレモロ・パン(廃盤) BOSS TR-2(後継機・現行品)
Death By Audio Supersonic Fuzz Gun 発振系ファズ・カオティックな轟音(現行品) そのまま購入可能

ここまでに紹介したモデルは、こちらの商品カードでも確認できます。

最短ルートはShredMaster+BOSS RV-6(リバースモード)+TR-2の3台だ。Shields Blenderはケヴィン本人のシグネチャーペダルとして現行品で入手できる唯一の機材。筆者も実際に使用しており、あのマイブラの壁を感じさせるサウンドが手元で作れる。

関連記事:お金をかけずに名機の音に近づけたい方は安いのにプロも愛用するエフェクター10選もどうぞ。

ケヴィン・シールズの音作り哲学|エフェクターとの向き合い方

ここまで個々のエフェクターを紹介してきました。ケヴィンのサウンドを理解する上で重要なのは、彼のエフェクターとの向き合い方そのものです。

ケヴィンは60台以上のペダルを所有していますが、一度に使うのはそのうちの数台だけ。曲ごとにペダルボード全体をスイッチングシステムで切り替え、最適な組み合わせを選んでいます。最新システムでは、デンマークCaveman Audio社製のラック型スイッチャーを導入。すべてのペダルがラックドロワーに収納されています。

また2023年には、Fenderとシグネチャーペダル「Shields Blender」を発売。Fender Blenderのファズ回路に独自の「サグ(Sag)」エフェクトを追加したペダルです。発売当初は限定700台が即完売しましたが、現在は通常販売されており入手可能です。前章の通り、Shields Blenderは2026年の来日公演でも主力として使用され続けています。

筆者の実機レビュー

Fender Shields Blender 筆者の実機
筆者所有のShields Blender

筆者も使っていますが、かなりのじゃじゃ馬ペダルです。オクターブとSagの組み合わせで、通常のファズでは出せないカオティックな倍音が出ます。

④で紹介したBOSS TR-2と組み合わせると、トレモロの揺らぎが加わって浮遊感が出ます。

ノブの役割やSagの挙動は、実機レビューにまとめました。

Fender Shields Blenderレビュー|Sagの音とノブの役割
Fender Shields Blenderレビュー|Sagの音とノブの役割を実機で解説

エフェクター特化ブログ『ヤツのエフェクター』へようこそ。 Shields Blenderは、ケヴィン・シールズとFenderが共同開発したオクターブファズです。 元の音より1オクターブ上や下の音を重ね ...

この動画では、ケヴィン本人とジェイマスシスがShields Blenderを試奏しています。サウンドの特徴やSagコントロールの効果を探る様子が見られます。

クラシックな名機を守りながら、Death By Audioのような最新ペダルも取り込む。このことからも、彼のペダルへの探求心が今なお衰えていないことがわかります。



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【まとめ】ケヴィン・シールズのエフェクターでマイブラサウンドを再現しよう

音色 エフェクター メーカー 入手しやすさ
ピッチシフト Whammy WH-1 Digitech △(後継機Whammy 5で代用可)
リバーブ / マルチ SPX90 / SPX900 Yamaha △(中古のみ・ハードオフ等で1万円前後)
ディストーション Shredmaster Marshall ○(2023年に復刻版発売)
トレモロ / パン PN-2 Tremolo/Pan BOSS △(後継機TR-2で代用可)
リバーブ Midiverb II Alesis △(中古のみ)
ファズ Supersonic Fuzz Gun Death By Audio ○(現行品・新品入手可)
ケヴィン・シールズの主要エフェクターまとめ

 

2026年2月の来日公演をきっかけに、ケヴィンのサウンドに改めて注目が集まっています。来日公演のレポートから、彼の柔軟な姿勢が見えてきました。SPX90/900やWhammyを守りつつDeath By Audioも取り込んでいます。

マイブラサウンド再現の3つの核心

①深い歪み+②リバースリバーブ+③トレモロアームの音揺れ。この3つの組み合わせです。エフェクター単体ではなく、組み合わせとギター本体の奏法が一体となって初めてあの音が生まれます。

入手が難しいものもありますが、後継機や代替品でも十分にマイブラサウンドに近づくことは可能です。筆者もSPX900をハードオフのジャンクコーナーで1万円で手に入れました。あの「Loveless」の空気感を自宅で再現できた時の感動は格別でした。

シューゲイザー全体のエフェクター事情が気になる方は、こちらの記事も参考にしてください。

【厳選】シューゲイザーにおすすめのエフェクター10選|"音の壁"を最短で作る定番機材まとめ

 

マイブラの楽曲を含む「エフェクターがロックを変えた瞬間」に興味がある方は、こちらもおすすめです。

ロックを変えた名曲とエフェクターたち|時代を揺さぶった15のサウンド物語

 

ケヴィン・シールズのエフェクターに関するよくある質問(FAQ)

Q. ケヴィン・シールズのサウンドを再現するのに最低限必要なエフェクターは?

最低限揃えたいのは、ディストーション(またはファズ)とリバースリバーブの2つです。Marshall Shredmaster(復刻版あり)でベースの歪みを作ります。SPX90/900やBoss RV-6のリバースリバーブを重ねるだけで「音の壁」に近づけます。加えてJazzmasterやJaguarのトレモロアームで、音を揺らす奏法が不可欠です。

Q. ケヴィン・シールズはコーラスやディレイを使っている?

意外かもしれませんが、ケヴィン本人は1992年のインタビューでこう明言しています。「コーラスのようなものは一切使っていない」。彼のサウンドの多くは、ファズやEQ系ペダルとトレモロアームの物理的な揺らぎで構成されています。一般的なシューゲイザーバンドとは異なるアプローチです。

Q. Yamaha SPX90とSPX900の違いは?どちらがおすすめ?

SPX900はSPX90の後継機で、プリセット数やエフェクトの種類が増えています。ケヴィンは両方を使用しています。核であるリバースリバーブとシンフォニックはどちらにも搭載されているので、見つけた方でOKです。筆者の体感では、SPX900もSPX90と同様にあのLovelessの空気感を十分に再現できました。中古相場はどちらも1万円前後が目安です。

Q. ケヴィン・シールズはライブで何台のペダルを使っている?

最新のライブシステムでは約60台のペダルを使用しています。ただし一度にすべてを踏むわけではありません。曲ごとにスイッチングシステムで切り替え、数台だけをアクティブにする仕組みです。Caveman Audio社のスイッチャー(MR10×6台)で管理されています。そのほとんどがファズ系ペダルだと言われています。

Q. 2026年の来日公演ではどんなエフェクターが使われていた?

ギター・マガジンによれば、SPX90/900やWhammyが引き続き組み込まれていました。それに加えて本人シグネチャーのFender Shields Blenderも使用されています。近年人気のDeath By Audioも加わり、名機と最新ペダルが共存するボード構成です。

Q. 2026年のマイブラ来日公演の日程は?

2026年2月に全4公演が開催されました。大阪2公演・東京2公演の全4公演で、即完売となりました。8年ぶりの来日で、『Loveless』発売35周年の記念すべきタイミングでの公演でした。

 

それではここまで読んでいただきありがとうございました。

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