「約1.2万円のZOOM MS-70CDR+で、空間系は本当に足りるの?」
「MS-50G+とは、何が違うの?」
こうした疑問に、メインで使っている筆者が答えます。
結論は、空間系に絞って使う人にはとても強い1台です。
結論:MS-70CDR+は、コーラス・ディレイ・リバーブなどの空間系に特化したマルチストンプです。価格.comの最安値は約1.2万円で、149種類のエフェクトが入っています。歪みやアンプは別に用意する人に向いています。
この記事で分かること
- MS-70CDR+の基本スペックと価格
- エフェクトの代表例(ディレイ・リバーブ・モジュレーション)
- MS-50G+との違いと選び分け
- ボードへの組み込みと使い方
- デメリットと対策(ライブでの切り替え)
- 向いている人・向かない人
MS-70CDR+の基本スペック
MS-70CDR+は、ZOOMのMultiStompシリーズのモデルです。
2024年4月に発売されました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エフェクト数 | 149種類 |
| 内訳 | コーラス/モジュレーション43・ディレイ29・リバーブ33・ダイナミクス/フィルター44 |
| 同時使用 | 最大6エフェクト |
| パッチ | ユーザー100+プリセット80 |
| 入出力 | ステレオ入力・ステレオ出力 |
| MIDI | USB MIDIに対応 |
| 電源 | 単3電池2本/USB/ACアダプター |
| サイズ・重量 | 133×79×61mm・368g(電池なし) |
| 参考最安価格 | 11,990円 |
※価格は2026年10月に確認した参考価格です。最新の価格は各ショップでご確認ください。
※価格は価格.comの最安価格です。販売店によって異なります。
ZOOM MS-70CDR+を探す:
公式の紹介動画で、全体の雰囲気を確認できます。
エフェクト一覧|代表的なもの
MS-70CDR+には149種類が入っています。すべては載せきれないため、代表的なものを選びました。
名称と説明は、ZOOM公式の「Effect Types and Parameters」に基づいています。
ディレイ(29種類)
| エフェクト名 | 特徴(ZOOM資料より) |
|---|---|
| ANALOG DELAY | 最大4000msの長いアナログディレイ |
| TAPE ECHO 3 | Maestro EP-3を再現したテープエコー |
| DUAL DELAY | 2つのディレイを組み合わせる(Eventide TimeFactorがベース) |
| SMOOTH DELAY | BOSS DD-20のSMOOTHモードがベース |
| REVERSE DELAY | 最大2000msのリバースディレイ |
| LO-FI DELAY | Strymon TimeLineのLO-FIに近いタイプ |
| TREMOLO DELAY | Strymon TimeLineのTREMに近いタイプ |
| ICE DELAY | ピッチシフトとディレイを組み合わせる |
リバーブ(33種類)
| エフェクト名 | 特徴(ZOOM資料より) |
|---|---|
| SPRING REVERB 63 | '63 Fender Reverbがモデル |
| PLATE REVERB | プレートリバーブ |
| SHIMMER REVERB | Strymon blueSkyのシマーモードがモデル(ピッチシフトとディレイを加える) |
| DUAL REVERB | 2つのリバーブを組み合わせる(Eventide Space DualVerbがベース) |
コーラス/モジュレーション(43種類)
| エフェクト名 | 特徴(ZOOM資料より) |
|---|---|
| CLONE CHORUS | Electro-Harmonix Small Cloneがモデル |
| VINTAGE CHORUS | BOSS CE-1のシミュレーション |
| MIRAGE CHORUS | 蜃気楼のように揺らめくコーラス |
| STONE PHASER | Electro-Harmonix Small Stoneがモデル |
| VINTAGE FLANGER | MXR M-117Rに近いアナログフランジャー |
ディレイやリバーブだけでなく、モジュレーションも名機をモデルにしたタイプがそろっています。
筆者のお気に入りはICE Delay
ディレイの中では、ICE Delayが好きです。
ディレイの選び方は、こちらの記事でも解説しています。
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MS-50G+との違い|どちらを選ぶ?
ZOOMのMultiStompには、MS-50G+という姉妹機もあります。
| 項目 | MS-70CDR+ | MS-50G+ |
|---|---|---|
| 得意分野 | 空間系に特化 | 歪みやアンプも含む総合型 |
| 参考最安価格 | 11,990円 | 14,690円 |
※価格は2026年10月に確認した参考価格です。最新の価格は各ショップでご確認ください。
空間系を深く作り込みたいなら、MS-70CDR+です。
1台で歪みも含めてこなしたいなら、MS-50G+が向いています。

MS-50G+の詳しいレビューは、こちらです。
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MS-50G+との比較レビュー動画(英語)と、MS-70CDR+のサウンドデモ動画も参考になります。
使い方|ボードへの組み込みとMIDI
手のひらサイズでボードに入る
本体は133×79×61mmで、小さなボードにも載せやすい大きさです。

電源は、単3電池2本・USB・ACアダプターの3通りです。
パッチの管理とMIDI
iOS向けのアプリ「Guitar Lab」で、パッチを管理できます。
USB MIDIにも対応しており、外部機器からパッチを切り替えられます。
MIDIでエフェクトを個別にON/OFFする方法は、デメリットの項目で紹介します。
デメリット|ライブでエフェクトを1つずつ切り替えにくい
筆者が感じる弱点は、ライブでの切り替えです。
MS-70CDR+は、エフェクトを1つずつ踏み分けるような使い方がしにくいと感じます。
ただ、対策はあります。
MIDIフットコントローラーの「Chocolate Plus」を使えば、エフェクトを個別にON/OFFできます。
M-VAVE Chocolate Plusを探す:
設定方法は、別の記事で詳しく紹介しています。
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ZOOM MS-70CDR+をChocolate Plusでエフェクト個別ON/OFF!MIDI知識ゼロでも解決した方法【SysEx設定】
「MS-70CDR+をフットコントローラーで操作したい」 「パッチ切り替えじゃなく、エフェクトを個別にON/OFFしたい」 そう思ってM-VAVE Chocolate Plusを購入しました。しかしM ...
Chocolate Plusからの制御には、本体のファームウェアv1.20以上が必要です。設定の前に、アップデートを済ませてください。
そのほかの注意点
MS-70CDR+の中身は、コーラス・ディレイ・リバーブ・ダイナミクス系が中心です。
歪みやアンプは、別のペダルやアンプで用意する前提で選びましょう。
同時に使えるエフェクトは、最大6つです。
歪みやアンプまで1台で済ませたい人は、MS-50G+も候補になります。
向いている人・向かない人
MS-70CDR+が向いている人
- 空間系を中心に音作りをしたい
- 約1.2万円で、ディレイやリバーブを一通り試したい
- ライブでの切り替えは、MIDIコントローラーで補ってもよい
- 歪みは手持ちのペダルで用意している
- 小さなボードに載せたい
空間系の選び方は、こちらの記事でもまとめています。
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よくある質問
MS-70CDR+は電池で動きますか?
動きます。単3電池2本のほか、USBやACアダプターでも使えます。
歪みやアンプは入っていますか?
主な内容は、コーラス・ディレイ・リバーブ・ダイナミクス系です。歪みやアンプは、別に用意する前提で選んでください。
ZOOMのマルチストンプを全部比べたいです
ZOOMのマルチは、シリーズごとの違いをこちらで整理しています。
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まとめ
MS-70CDR+は、149種類の空間系エフェクトが入った、約1.2万円のマルチストンプです。
ICE Delayをはじめ、ディレイやリバーブを手軽に試せます。歪みやアンプは別に用意する人に向いた1台です。
ボードの作り方に興味がある方は、こちらもどうぞ。
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